株高が続いており、最近では日経225平均やTOPIXなど多くの指数が上昇している。日経225平均は今週ついに30,000円をつけたが、この指数はユニクロの株の寄与度が極端に大きいため同社の株高によって押し上げられているのが実態だ。
今年になってから株式市場の高騰が続き、2月になってから加速している。日本の主要株価指数はほぼ全て高騰しており、まるでバブル時代のようになってきた。
日本で最もよく使われる株価指数である日経225平均も高騰し、今週になってついに1990年以来約30年ぶりに30,000円をつけた。株価指数の中でも日経225平均は上昇のスピードが速いが、それは日経225平均構成銘柄の中でも圧倒的に寄与度が高いユニクロの株、つまりファーストリテイリング(銘柄コード:9983)が高騰しているためと言える。
そもそもなぜユニクロ株だけが寄与度が高いのか?それは日経225平均の算出法のためだ。日経225平均は、基本的に構成銘柄225種の単純な平均値から計算される。そのために単純に価格が高い銘柄ほど、寄与度が高くなる。
ユニクロ株の日経225平均寄与度は他の銘柄より圧倒的に高く、日経225平均の約10%に寄与している。225種の銘柄がある中で、たった1銘柄が10%というのはかなり偏っていると言える。ユニクロに続く寄与度の高い銘柄はソフトバンクグループ(銘柄コード:9984)などがあるが、これらは5%程度の寄与度しかない。
ユニクロ株は2月16日にはついに10万円を越えた。現在日本の株式市場では売買単位が100株で統一されており、その中にあって10万円という価格は非常に高い。日本の市場では2010年頃までは1株や1,000株などいろいろな売買単位の銘柄が混在しており、1株単位の銘柄は50万円や100万円をつけることが珍しくない時代もあった。
しかし現在は全ての銘柄が100株単位であり、ユニクロ株を100株買うためには1,000万円もの資金が必要になる。証券会社によっては単元未満株購入などのサービスを提供しているところもあるが、基本的には1単位買うために1,000万円ともはや個人投資家ではなかなか手が出ない銘柄になった。
それだけ高値のユニクロ株だが、それでも上昇が続き日経225平均を押し上げている。同社の株は昨年2~3月の大暴落で一旦4万円まで下落。しかしその後は株高トレンドに乗って上昇が続き、今年2月16日には10万円と2.5倍になった。
ところで株価が高くなっていくと、幅広い層が買えるように分割をする企業が多い。にも関わらずユニクロ株は高値のまま分割されていない。この点についてはいろいろな考察が出ているが、ユニクロ株の日経225平均への寄与度を高いままにしておき、それによって日銀やその他機関が買い続けることを狙っているのではないかという説がある。もちろん実際はファーストリテイリングの経営者しかわからない。
225銘柄のうち1種が10%もの寄与度を持ち、上位10種が40%近くの寄与度を占めていると言われる日経225平均。しかしこの問題は是正するのが難しいので、当分現在のまま放置されるだろう。
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