今年の東証で最も話題になった銘柄の1つであるメタプラネットだが、新株予約権の売りを警戒して6月下旬以降は下げ続けている。そして先週1日に株主総会が終わった後も株安を止めることができず、8日は東証全面高にも関わらず下落し4営業日連続大幅安で700円を割った。
2025年の東証で最も話題になった銘柄の1つがメタプラネット(銘柄コード:3350)だが、最近は株価が下がり悪い意味で話題になっている。
同社はもともとはホテル業を行ってきた。しかし2024年春にビットコイン購入を基幹事業にすると発表して購入を開始。今年になると購入ペースを加速させ、6月には「555ミリオン計画を発表した」。
この計画は5億5500万株の新株予約権を発行し、その資金を元にビットコイン総発行量の1%にあたる21万枚を購入するという壮大な計画だった。新株予約権の引き受け先はEVO FUNDというファンドであったが、5億5500万株分でもビットコイン21万枚を購入するにはまだ足りない。
ビットコイン購入とその値上がりを投資家が好感し、2023年当時はまだ10円台だった同社の株はその後上昇して今年6月19日には1,930円の高値をつけた。
しかしEVO FUNDに大量の新株予約権を付与したことが、メタプラネット株のその後の方向性を大きく変えた。新株予約権は6月下旬から行使できるようになっており、EVO FUNDはすぐに大量行使を開始した。
その情報は逐次IR情報として公開されるため、投資家は大量売りを警戒して買うのを止めて売りに回るようになってしまった。6月下旬以降の株価は下げが続き、800円台まで下げたところで8月27日に「9月3~30日まで新株予約権の行使を停止」と発表した。
行使価格の下限が777円であるので、そのラインを下回る前になんとか株安を止めようという意図が見える発表であった。9月1日には株主総会を開き、発行可能株式総数を引き上げるなどの議題が可決された。
株主総会直後の2日には2.6%上昇して853円で終えたメタプラネット株だが、翌3日には6.2%、4日には7%、そして5日には4.7%と先週後半は3日連続で大幅下落した。
週末に石破総理が辞任を表面してから明けた8日月曜は、辞任を好感して東証は全面高相場となり日経225平均が終値で史上最高値を更新。ところがこの堅調な地合でもメタプラネット株は回復できず、8日も3.8%下落して682円で終了。節目の777円を大きく割り、すでに700円も維持できなくなった。
これでメタプラネットは2~8日の4営業日で20%もの暴落となった。8日はビットコイン136枚の購入完了など新たなIR情報を出しても全く株価を押し上げる効果はなかったようだ。
6月19日の高値からすでに3分の1近くまで暴落した同社の株が復活して1,930円の高値を更新できる日はくるのだろうか?
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