30日のNY株式市場終了後にFacebookを運営するメタが第2四半期の決算を発表、売上高・純利益ともに大幅増加で、9四半期連続増収増益となった。好調な決算を受けて発表後のNY市場で同社の株は大幅上昇している。
30日のNY株式市場終了後(日本時間31日早朝)に、SNSのFacebookを運営するメタ(銘柄コード:META)が、第2四半期(4~6月期)の決算を発表した。
その内容によると売上高は前年同期の390億7000万ドル(現在のレートで約5兆8200億円、以下同じ)より22%増の475億ドル(約7兆700億円)で、市場予想の445億ドル(約6兆6000億円)を上回った。
純利益は前年同期の134億6000万ドル(約2兆円)から36%増の183億ドル(約2兆7000億円)。EPS(1株あたりの利益)は7.14ドルで、市場予想の5.84ドルを上回った。
これでメタは9四半期連続の増収増益となり、また今回も売上高・純利益ともに過去最高を更新した。メタは以前まで社名がSNSの名前と同じ「Facebook」であったが、2021年はメタバースを基幹事業とするという計画とともに現在の「メタ」に変更した。
それから4年が経つが、メタバース事業の方は振るわない。メタバース事業であるReality Labs部門の今期の業績を見ると、売上高は前年同期の3億5300万ドル(約526億円)から5%増の3億7000万ドル(約550億円)。純損益は前年同期が45億ドル(約6,700億円)の赤字だったが、今期もほぼ同額の赤字額だった。
メタはメタバース事業を基幹事業にするために社名を変え、2021年頃からは毎年日本円にして数千億円以上の巨額を投資してきた。しかしメタバース事業は世界のユーザーになかなか受け入れられず、2021年頃からほぼ毎期巨額赤字で全く利益を出せない状態が続いてきた。
それにも関わらず事実上の本業と言えるFacebookやインスタグラムといったSNS事業が好調で、ここ2~3年はずっと増収増益が続いてきた。
メタバースとはインターネットなどのバーチャルな空間と現実を併合したような空間で、バーチャル空間に自分自身が「アバター」となって入り込み、他人のアバターと会議をしたりできる。しかしこれまでのところ、世界のネットユーザーはこのようなサービスをあまり必要としていないようだ。
とはいえ市場は当然ながら今回の増収増益決算を歓迎している。30日を695.21ドルで終えたメタ株は、決算発表直後の31日のNY株式市場序盤に10%以上暴騰している。31日の上昇で同社として初の時価総額2兆ドルが間近に迫っている。メタバースは伸びていないが、FacebookなどSNS事業が順調に述べているメタの成長は今後も堅い。
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