最近ビットコインがまた上昇してきており、米ドル建てでは11万ドルを超えて史上最高値を更新した。しかし仮想通貨市場全体で見ると大きく上昇はしておらず、中には逆に大きく下げて2017年の最初の仮想通貨ブーム以前の価格まで戻ってしまったものもある。
最近はビットコインが大きく上昇している。4月上旬にトランプ大統領が相互関税を発表すると、世界的な景気後退懸念から株や仮想通貨市場が暴落した。
しかしその後トランプ大統領が関税の一部を90日間延期と発表したことで、懸念が後退して株や仮想通貨市場はリバウンド相場となった。特にビットコイン(BTC)の上昇が目覚ましく、5月22日には11万2000ドルをつけて史上最高値を更新した。円高が進行しているので円建てでは1,600万円までの上昇に留まり最高値更新はならなかったが、それでも最高値の1,700万円まであとわずかに迫った。
これだけビットコインが上昇している背景には、各国政府や自治体、それに企業が積極的に購入している動きがある。日本でもメタプラネット(銘柄コード:3350)が今年に入ってからビットコインの大量買いを続けており、それを背景にして最近株価が暴騰している。
だが残念なことに、現在の上昇はビットコインの独歩高であり、他の仮想通貨はそれほど上がっていない、それどころか逆に4月以降大きく下げている通貨もある。
そのような通貨の1つにネム(XEM)がある。ネムと言えば、2018年1月に発生したコインチェックのハッキング事件で約600億円も流出という残念な形で知名度が上がった。
ネムはビットコインなどのように順調に上昇はしていなかった。2017~18年の仮想通貨ブーム時は250円近くまで上がったが、次のブームである2021年には91円が天井だった。そして2023~24年の仮想通貨市場上昇時の天井は9円と全く振るわない値動きとなっている。
今年5月中旬時点ではまだ2.5円だったが、20日頃から急落して5月28日には1.3円と2017年3月以来の安値をつけた。ネムは2017年後半以降の上昇を全て失ってしまったのだ。
またモナコイン(MONA)も同様の動きを見せている。モナコインは日本発の仮想通貨であり、日本人にホルダーが多い。2017~18年の最初の仮想通貨ブームでは2,500円近くまで上昇したが、2021年には475円、2023~24年には85円とどんどん天井が下がってきた。そして今月20日頃から急落し、29日には25円と2017年3月以来の安値をつけた。
ネムやモナコインが5月20日頃から急落している背景には、GMOコインがこれらを含めた6種の仮想通貨の取り扱いを終了と21日に発表したことがあると見られる。そして6種の中に含まれるエンジンコイン(ENJ)やシンボル(XYM)も、この発表が売り材料となり21日以降急落している。
最近の仮想通貨市場ではビットコインは好調だが、その裏で低迷している通貨もある。現在ではビットコイン以外のコインへの投資は慎重になる必要がある。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。