仮想通貨全体の時価総額の中でビットコインが占める比率をビットコインドミナンスと呼ぶが、それが4月以降は急激に下がり現在では44%台にある。ビットコインドミナンスは今後どこまで下がるのだろうか。
仮想通貨全体の時価総額の中で、ビットコインの時価総額が占める比率のことを「ビットコインドミナンス」(以下、「ドミナンス」)と呼ぶ。「ドミナンス」とは「支配」などを表わす英単語で、文字通りビットコインが仮想通貨市場をどれだけ支配しているかを表わす数字として使われる。
ドミナンスのこれまでの推移を見ると、2016年まではほぼ100%だった。2016年以前は仮想通貨と言えば知名度のあるものはビットコインだけで、他の仮想通貨はほとんど知られていなかったし、買う者もいなかった。
それが2017年になって変わった。この年は仮想通貨が世界的ブームになり、ビットコインは高騰したが他の多くの仮想通貨も高騰した。ここにおいて初めて、ドミナンスは100%近くを維持できなくなる。
ドミナンスは2017年半ばに一旦50%台まで落ちたものの、ビットコインが230万円の高値をつけたこの年12月には70%まで回復した。
ところがビットコインは12月上旬につけた230万円を天井にしてレートが急落。その一方で他の仮想通貨はもうしばらく上昇が続いた。そのため17年12月から18年1月にかけてドミナンスは最大の下落を見せ、1月には一旦35%の史上最低値をつけた。
しかし1月頃には他の仮想通貨も天井をつけてレートは下落に転じたため、ドミナンスは35%を底にして上昇に転じる。2018年2月以降は緩やかな上昇が続いていたが、翌19年夏にビットコインが上昇したのでこの年の9月には70%をつけた。
2019年秋から約1年間はまた緩やかに下がり続けていたものの、2020年秋にはビットコインが上昇。この時期は他の仮想通貨はまだそれほど上昇していなかったので、12月にはドミナンスが73%まで上昇する。
だが2021年になるとビットコインの上昇は速度が落ちる一方、他の仮想通貨は上昇。特に5月現在時価総額で2位のイーサリアムや、3位のバイナンスコインの高騰が目立っている。そのためドミナンスも5月6日現在で44%台まで下がった。
このままどこまで下がるか予想するのは難しいが、2018年1月につけた35%付近が1つの目安になる。このラインを越えて下がれば、仮想通貨の世界はビットコインの「一強」から新たな時代に入ったと言えるのかもしれない。
1つ言えることは、2017~18年の第1次仮想通貨ブームも今回も、まずビットコインが上がり、その後に他の仮想通貨が続くという似たような経緯を辿っていることだ。
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