世界有数の投資家として知られるウォーレン・バフェット氏が、経営する投資企業・バークシャー・ハサウェイのCEOから退任することが4日の取締役会で決定された。これで1つの時代が終わることになる。
ウォーレン・バフェット氏は世界で最も有名な投資家の1人で、投資だけで日本円にして約25兆円(2025年5月現在)もの個人資産を築き上げた。また株式市場がその国のGDPに対して割高であるか割安かを示す「バフェット指数」など、バフェット氏の名前がついた指数もある。
そのバフェット氏だが、実際には数多くの投資を個人で行っているわけではなくバークシャー・ハサウェイという投資会社を経営してそのCEOに就いている。そして4日に行われた同社の取締役会で、約60年も務めてきた同社のCEO職から2025年末付けで退任すると決定された。
ただし同時に務めている会長職にはそのまま残る。そして後任のCEOには、現在副会長のグレッグ・アベル氏が来年1月1日付けで就任する予定になった。バフェット氏はすでに94歳と高齢であるためここ最近は常に後継者のことが噂になっていた。
ここでバークシャー・ハサウェイの沿革について述べると、同社はもともと1839年に創業された老舗の企業であった。当時は投資会社ではなく繊維メーカーだったが、バフェット氏が買収して1965年にCEOに就いてからは方向転換して投資会社となった。
1980年にはNY証券取引所に上場し、当時のクラスA株の株価は290ドルであった。現在のバークシャー・ハサウェイにはクラスA株(銘柄コード:BRK-A)とクラスB株(銘柄コード:BRK-B)という2種類の株式がある。
1980年当時から上場されていたものはクラスA株の方だが、1996年にクラスB株が上場された。クラスA株はすでに非常に高い値をつけており個人投資家には手が出にくいものになっていたため、クラスB株は価格がクラスA株の30分の1、議決権は200分の1のいわばミニ株として発行された。
さらにその後クラスB株は50分割を行い、現在では価格がクラスA株の1,500分の1、議決権が10,000分の1となっている。5月2日の終値はクラスA株が809,350ドル(約1億1650万円)と株式としては途方もない額で、クラスB株はその約1,500分の1の539.80ドルであった。
このような特徴のバークシャー・ハサウェイとその株式だが、4日にバフェット氏がCEOを退任と決定した。この決定を受けて同社の経営に対する不安が高まり、週明け5日のNY株式市場序盤で同社の株は6%ほど下落している。
投資家として世界最高レベルの実績を残したバフェット氏がCEOを退任したことは、1つの時代の終わりと言えるだろう。
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