スイス最大の証券取引所であるスイス証券取引所(SIX)が、独自の仮想通貨発行を検討していると報じられた。まだ具体的な話はあまりないが、実現すれば証券取引所が仮想通貨を発行する世界でも少ない例となる。
欧州の株式市場としてはイギリスやドイツの市場が大きく、スイスの市場についてはあまり報じられることがない。しかしもちろんスイスにも証券取引所があり、スイス国内でも最大の証券取引所がスイス証券取引所(SIX)だ。
そのSIXが独自の仮想通貨発行を検討していると今週になって報じられたのだが、その前にSIXが新しい取引プラットフォームを開発している点について述べておいた方がいい。この新しい取引プラットフォームは「SDX」と名付けられ、仮想通貨の取引に用いられる分散型台帳技術を利用したものになるという。
SDXは今年中の立ち上げを目指して開発されているが、立ち上げられると最初は一部の株式取引がSDX上で可能になるとされている。そしてその後は、他の株式や債券にも取引が拡大される予定だという。また仮想通貨の取引も可能になると予想されている。
そして今週になって報じられたSIXが発行を検討している仮想通貨は、SDXでの取引を円滑に行うことを目的としたものになるらしい。仮想通貨のレートは変動制ではなく、スイスフランと固定したものになるという。
法定通貨とレートを固定した仮想通貨(ステーブルコインと呼ばれる)と言えば、アメリカのテザーがよく知られている。テザーは購入するにあたって米ドルを支払い、その米ドルは将来の交換のために保管されておくという前提だった。
しかしテザーの発行元が、預託されたはずの米ドルをしっかりと保管せずに他の目的に使っていたことがアメリカでは問題となっている。この問題のために仮想通貨市場が下落したことも何度かあった。とはいえ今のところテザー以外でステーブルコインに目立った通貨はない。日本円と固定したレートのLCNEMという通貨も発行されたが、まだ普及は見られない。
SIXの仮想通貨に話を戻すと、この通貨が発行されれば公的な証券取引所が発行した仮想通貨という意味ではかなり大きな意味を持つ。世界ではすでにベネズエラのように国家が仮想通貨を発行した例もある。SIXは証券取引所であって政府そのものではないが、公的な機関には違いない。
2017年後半の世界的ブームは終わり2018年は「仮想通貨冬の時代」などとも言われたが、仮想通貨自体は消えておらず少しずつ世界で普及してきている。
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