ネイルサロンを経営するコンヴァノは最近ビットコイン購入事業を開始。そして今週4日にはビットコイン総発行量の0.1%に相当する2万1000枚の購入を発表したのだが、5日の東証で同社の株は10%も暴落してしまった。
トランプ大統領が仮想通貨に好意的な政策を実施していることが押し上げ材料となり、ビットコインはじめ仮想通貨は今年になってから好調な値動きが続いている。そして仮想通貨価格が上昇しているため、本来は仮想通貨事業を行っていなかった企業が仮想通貨購入をはじめるケースが増えた。
世界で最も多くビットコインを購入してきたのはアメリカのマイクロストラテジー(銘柄コード:MSTR)で、2026年8月5日現在で62万枚以上を保有しており時価は700億ドル(約10兆3600億円)にもなっている。
日本でもメタプラネット(銘柄コード:3350)がビットコイン総発行量の1%にあたる21万枚を購入する計画を発表し、発表前後に株価が暴騰したことがあった。
また最近になってビットコイン購入を加速させているのが、ネイルサロン「FASTNAIL」を経営する東証スタンダード上場のコンヴァノ(銘柄コード:6574)だ。コンヴァノは今年5月30日に定款の一部を変更して、「Web3・デジタルアセット事業」を追加したばかり。
その後7月17日には7月中に4億円分のビットコインを購入する計画を発表し、22日には完了と発表した。直後の7月28日には今度は15億円分のビットコインを購入と発表し、31日には完了したと報告した。
ビットコイン購入を始めてからこの時点まででコンヴァノの株価は暴騰した。もともと2023年には500円付近で推移していた同社の株価だが、今年4月末までに2,000円付近まで上昇。
そして5月にビットコイン購入事業を発表したことでその後急上昇し、7月30日の終値は8,940円だった。31日には株式の10分割が行われ、この日の終値は1,044円。分割前の価格にして10,440円だった。
さらに8月1日には1,344円のストップ高をつけ、4日には一時1,620円まで上昇した末に1,525円で終了した。
4日にはビットコイン総発行量の0.1%に相当する、2万1000枚を購入する計画を発表。その総費用として、現時点でのビットコイン価格に基づいて4,340億円程度を見込んでいるとした。
ところがこの計画が発表された翌日の5日に、コンヴァノ株は10%下落して1,366円で終了した。7月31日から8月5日の3営業日で1.5倍以上に暴騰したので、5日の下げは調整の下げと言えるかもしれない。
しかし日本にはメタプラネットという悪い先例がある。メタプラネットはビットコイン購入を開始して以来株価が暴騰し、今年6月19日には一時1,930円をつけた。だがそこを天井に株価は下がり続け、8月5日の終値は926円と半分未満になってしまった。
メタプラネットの場合、ビットコイン購入のためにEVO FUNDというファンドに新株予約権を大量に発行。EVO FUNDがすでに行使しているため、その売りを警戒して株価が上昇できなくなったという背景がある。
メタプラネットとコンヴァノは事情が違うとはいえ、ビットコイン購入だけを材料として上がってきた株価はずっと上がるものではないと知っておいたほうがよさそうだ。
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