先週に業績見通しの上方修正と株式分割を相次いで発表したコンヴァノは、株価が15~19日にかけて3営業日連続でストップ高をつけた。そのため東証は20日に値幅制限を拡大することを発表。ビットコイン購入によって同社の株価は3ヶ月前の12倍以上にもなった。
今年の東証ではメタプラネット(銘柄コード:3350)など、ビットコイン購入を基幹事業にして株価が暴騰した銘柄が話題になっている。そして5月にビットコイン購入を発表し、その後株価が暴騰したのがコンヴァノ(銘柄コード:6574)だ。
コンヴァノはもともとはネイルサロン「FASTNAIL」を経営する企業だった。しかし今年5月に、今後はビットコイン購入・保有を主な事業として行うと発表。7月17日には4億円分のビットコイン購入計画を発表し、数日後に完了。7月28日には15億円分のビットコイン購入計画を発表してこれも同月中に完了した。
そして8月になると、ビットコイン総発行量の0.1%にあたる2万1000枚の購入計画を発表した。これは単純に1枚あたり1,700万円で計算すると3,570億円が購入に必要になる。
今年明けからビットコイン購入事業発表前の5月前半まで、コンヴァノの株価は200円弱で大きな動きはなかった。しかし5月中旬の2025年3月期決算と同時にビットコイン購入を発表したことで、その後株価は大上昇相場に入り今月14日の終値は1,347円だった。
14日には2026年3月期の業績見通しを上方修正したことで、翌15日の東証ではコンヴァノ株がストップ高の1,647円で終了した。さらに15日には、9月1日付けで株式を10分割することを発表した。
一般的に株式が分割されると購入に必要な1単位あたりの金額が少なくなり、多くの投資家が買えるようになるため買い材料となる。業績見通しの上方修正と株式分割が立て続けに出たことで、今週になってからのコンヴァノ株は18・19日と連続ストップ高になり、18日は2,047円、19日は2,547円で終了した。これでわずか3営業日で株価が約2倍になったことになる。
そして3営業日連続ストップ高になるなどの条件を満たしたことで、東証は20日の取引時間にコンヴァノ株の値幅制限拡大を発表した。通常なら20日の値幅上限は500円高の3,047円であるが、通常の約4倍まで値上がりを許容して4,550円をストップ高とした。なお下限の方は通常通り500円安の2,047円になる。
20日はどこまで上がるか想像することは難しいが、値幅制限が4倍になっただけに15~19日のようにストップ高に張り付く可能性は低いであろう。もし4,000円まで上がったとしたら、わずか3ヶ月で株価が20倍にもなったことになる。
すさまじい上昇だが、ビットコイン購入事業で高騰した株にはメタプラネットという前例がある。メタプラネット株は今年暴騰して6月19日には1,930円の高値をつけたが、そこを天井にその後は2ヶ月間下がり続けている。
メタプラネットの場合ビットコイン購入のため大量の新株予約権を発行しており、そちらの行使による売りを警戒して下がっている感が強い。今のところコンヴァノにそのような材料はないが、現在のような極端な上昇がずっと続くとは限らない。
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