IT企業のオラクルが9日のNY株式市場終了後に6~8月期の決算を発表。売上高・純利益はまずまず順調な内容で、かつクラウドインフラ部門の今年度以降の売上見通しが非常に良好なものだった。この決算を受けて10日のNY株式市場で同社の株は一時40%以上大暴騰し、ラリー・エリソン会長の個人資産が激増して一時はテスラのイーロン・マスクCEOを抜き世界一の富豪に躍り出た。
ここ数年GAFAMの5社やそれらを含めた「マグニフィセント7」の7社が、アメリカの株式市場を代表する銘柄として急上昇して常に話題になっている。しかしアメリカの強みはこの7社だけではなかった。
9日のNY株式市場終了後(日本時間10日早朝)に、オラクル(銘柄コード:ORCL)が6~8月期の決算を発表した。その内容によると売上高は前年同期の133億ドル(現在のレートで約1兆9500億円、以下同じ)から12%増の149億ドル(約2兆1900億円)だった。
純利益は前年同期の29億3000万ドル(約4,300億円)とほぼ同じだった。
しかし今回の決算で投資家が注目したのは、今年度以降のクラウドインフラ部門の売上高見通しだった。オラクルは5月決算なので、2026年会計年度とは2025年6月から2026年5月までになる
そして今年度のクラウドインフラ部門の売上高見通しは、前年度比77%増の180億ドル(約2兆6500億円)とされた。これまでの見通しは前年度比70%増だったので、今回の発表で上方修正された。
さらに来年度以降も、2027年度は320億ドル(約4兆7000億円)、2028年度は730億ドル(約10兆7000億円)、2029年度は1,140億ドル(約16兆8000億円)、そして2030年度は1,440億ドル(約21兆2000億円)と、非常に強気な見通しを示した。
この見通しを含む決算発表の内容によって投資家の間にオラクルの将来の業績に対する楽観ムードが広がり、10日のNY株式市場で同社の株価は大暴騰した。なおアメリカの株式市場には日本のようなストップ高・ストップ安がないため、上がる時は1日でいくらでも上がるし、逆に下がる時はいくらでも下がる。
前日・9日を241.51ドルで終えていた同社の株は、決算発表を受けて10日は序盤から暴騰して一時は43%も高い345.72ドルをつけた。
そしてこの時点で、オラクルのラリー・エリソン会長の個人資産が前日よりも1,000億ドル(約14兆7000億円)も増えて3,930億ドル(約57兆8000億円)になり、テスラのイーロン・マスクCEOを抜いて世界一の富豪に躍り出た。
しかしその後オラクル株はやや下落して36%高の328.33ドルでこの日を終了。終値時点ではイーロン・マスク氏がまた世界1位の座に戻った。
なお10日終値時点でのオラクルの時価総額は9,000億ドル(約132兆円)程度だった。GAFAMやエヌビディア(銘柄コード:NVDA)以外にもこのような底力を持つ銘柄があるアメリカのIT産業のパワーはすさまじい。
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