3日のNY株式市場でエヌビディアが10%近く暴落。またダウ工業平均は626ドル下落し、エヌビディアのあるNASDAQ市場のNASDAQ総合指数は3%超安となった。去年以降の米株市場をけん引してきたエヌビディアが急落したことで、市場全体に暗雲が漂ってきた。
3連休明けとなった3日火曜のNY株式市場だが、エヌビディア(銘柄コード:NVDA)の急落によって先週までの堅調な地合が一転した。先週金曜を119.37ドルで終えた同社の株だが、この日は3%ほど安い116.21ドルからスタート。その後も市場序盤から終盤にかけて一貫して下げが続き、終盤には一時下落率が10%を超えた末に終値は9.5%安の108ドルだった。
エヌビディアと言えば、2023年にAI(人工知能)が世界で爆発的に普及したことによって、昨年から今年にかけて株価・業績とも急上昇したことで株式市場最大の注目銘柄となっていた。
数年前まではパフォーマンス・時価総額がNY株式市場で最高レベルにある5社を「GAFAM」とまとめて呼んでいたものだった。だが今ではその5社にテスラ(銘柄コード:TSLA)とエヌビディアを追加して「マグニフィセント7」と7社まとめて呼ばれるようになった。
そのエヌビディアが突然崩れた理由はいくつか指摘されている。まず先週の29日木曜早朝(日本時間)にエヌビディアが5~7月期決算を発表し、その中に含まれていた次期・8~10月期の売上高見通しが達成できない懸念が浮上したこと。これは新製品「ブラックウェル」の市場投入が遅れるとの見通しが浮上したことによる。
さらに同社がアメリカの独占禁止法に違反しているとの疑いがかかった。偶然にも東京株が大暴落していた8月2日頃に、米政府がエヌビディアの違反行為を調査開始と発表。それから約1ヶ月が経った今月3日に、米政府はエヌビディアに文書提出命令を発令した。
これらの理由が合わさったことで、3日のエヌビディア株暴落になった。この暴落で時価総額が約2,790億ドル(約40兆円)も減少しており、1つの株式銘柄が1日で失った時価総額としては史上最大となった。
エヌビディア株の下落や3日夜に発表された米経済指標が予想を下回ったことなどが売り材料となり、3日のダウ工業平均は1.5%安、626ドル安で終了。またエヌビディアが含まれるNASDAQ市場のNASDAQ総合指数は3%以上下落した。
そしてエヌビディアショックは東京株式市場にも波及。前日のNY株安で日経225先物が3日の場中終値より1,000円ほど下落したため、日経225平均は前場から前日比1,000円安い水準で推移し、後場には一時下げ幅が1,800円を突破。終値は1,638円安の37,047円だった。
この下げ幅は歴代5位となり、8月に記録した1位と3位を合わせると下げ幅ワースト5のうち3日が今年夏に起こったことになる。
2023年からずっとアメリカだけではなく世界の株式市場のけん引役となってきたエヌビディア株が本格的に下落し始めたら、その影響は相当大きくなると予想される。
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