日本時間の29日早朝にエヌビディアが2~4月期の決算を発表。トランプ政権の政策の影響が多少あったにも関わらず増収増益の好調な結果だった。この決算を受けてNY株式市場ではエヌビディア株が上昇している。
エヌビディア(銘柄コード:NVDA)が、28日のNY株式市場終了後(日本時間29日早朝)に2~4月期決算を発表した。
その内容によると、売上高は前年同期の260億ドル(現在のレートで約3兆7400億円、以下同じ)から69%増の440億ドル(約6兆3360億円)で、市場予想の433億ドル(約6兆2350億円)を上回り同社として過去最高の売上高となった。
純利益は前年同期の148億8000万ドル(約2兆1400億円)から26%増の187億7000万ドル(約2兆7000億円)。EPS(1株あたりの利益)は0.76ドルだった。
しかしこれらの数字は、アメリカの正式な会計基準に基づいたGAAPベースの利益額。テスラを含めた一部の米企業はGAAPベースの他に、非公式なnon-GAAPベースの数字も公表している。
non-GAAPベースで見た今期のエヌビディアの純利益は、前年同期の152億4000万ドル(約2兆2000億円)から31%増の199億ドル(約2兆8650億円)。EPSは0.81ドルで、市場予想の0.93ドルを下回った。
増収増益で売上高が過去最高というかなり好調な決算だった。一方純利益(GAAPベース)の方は8四半期ぶりの過去最高更新なしとなったが、これはトランプ政権の政策の影響によるもの。トランプ政権が中国に対する半導体輸出を規制したことで、関連費用として45億ドル(約6,500億円)もの巨額費用を計上したことで利益が圧迫され、過去最高益更新とはならなかった。
そして来期・5~7月期の売上高見通しは今期を上回る450億ドル(約6兆4800億円)±2%であるが、これはトランプ政権の輸出規制による80億ドル(約1兆1500億円)の減収を加味したもの。
28日のNY株式市場を134.81ドルで終えていたエヌビディア株は、良好な決算を受けてその後時間外市場で28日終値より6~7%高い水準で推移。そして29日のNY株式市場では5%高の142.02ドルから始まり、序盤には3~5%高い水準で推移している。
今年1月には中国のAI企業・DeepSeek(ディープシーク)が高価な半導体を使わずに開発できるAIを発表し、エヌビディアの業績懸念が高まりDeepSeekショックと言われた。しかしDeepSeekショックやトランプ政権の政策にも関わらずエヌビディアは過去最高の売上高を記録し、その勢いはまだまだ弱まりそうにない。
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