米半導体のインテルが30日のNY株式市場終了後に10~12月期決算を発表。売上高は市場予想を上回ったものの純損益は赤字。そして今期で確定した2024年12月期の通期でも赤字決算となった。
米半導体大手のインテル(銘柄コード:INTC)が、30日のNY株式市場終了後(日本時間31日早朝)に10~12月期決算を発表した。
その内容によると、売上高は前年同期の154億ドル(現在のレートで約2兆2300億円、以下同じ)から7%減の143億ドル(約2兆2200億円)だったものの、市場予想の138億ドル(約2兆1400億円)を上回ることができた。
純損益は前年同期の27億ドル(約4,200億円)の黒字から1億2000万ドル(約186億円)の赤字に転落。EPS(1株あたりの利益)は0.03ドルの赤字だった。
しかしこれらの数字は、アメリカの正式な会計基準に基づいたGAAPベースの利益額。テスラを含めた一部の米企業はGAAPベースの他に、非公式なnon-GAAPベースの数字も公表している。
Non-GAAPベースによるインテルの今期の純利益は前年同期の23億ドル(約3,600億円)から75%減の6億ドル(約930億円)。EPSは0.13ドルの黒字で、市場予想の0.12ドルをわずかに上回った。
そしてインテルは12月決算のため、今期をもって2024年12月期の通期決算も確定。通期の売上高は前年の542億ドル(約8兆4000億円)から2%減の531億ドル(約8兆2300億円)。GAAPベースでの純損益は前年の17億ドル(約2,600億円)の黒字から188億ドル(約2兆9000億円)の巨額赤字に転落。EPSは4.38ドルの赤字だった。
またnon-GAAPベースでは、純損益は前年の44億ドル(約6,800億円)の黒字から6億ドル(約930億円)の赤字に転落。EPSは0.13ドルの赤字だった。
来期である2025年1~3月期の売上高予想は117~127億ドル(約1兆8100億~1兆9700億円)で、市場予想の128億ドル(約1兆9800億円)を下回った。
インテルはここ数年赤字決算が続いているが、通期でも赤字に陥ったのは少なくともここ10年では2024年12月期が初。かつてのインテルは半導体の最大手として世界を席巻していたものの、最近ではAI向け半導体に開発に遅れを取り競争力が下がりシェアも低下している。
しかし株式市場はこの決算をそこまで悲観的にとらえなかったようだ。30日のNY株式市場を20.01ドルで終えた同社の株は、31日のNY株式市場序盤は前日終値とほぼ同じ水準で推移している。
今期は売上高が予想を上回るなど多少は復活の兆しが見えているインテルだが、今後かつての栄光を取り戻すことができるだろうか?
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