アメリカのゲーム会社・アタリが、独自の仮想通貨「Atari Token」を発行する計画を今週になって発表。それと同時に仮想通貨を使えるカジノを立ち上げる構想も発表した。
最近ではあまり名前を聞かないが、アタリは1970~80年代にアメリカのゲーム市場をほぼ独占していたこともある会社だ。そのアタリが、独自の仮想通貨「Atari Token」を発行する計画を発表した。
仮想通貨の発行目的にはいろいろある。企業がICOという形で仮想通貨を発行する場合、それは株式発行のように資金調達を主な目的としている。またリップルのように、もともとは決済手段として使われることを目的として開発・発行された仮想通貨もある。
そしてAtari Tokenの場合は、現在開発しているエンターテイメントプラットフォームで使うことを目的としている。このプラットフォームはInfinity Networksという企業と共同で開発され、ゲーム、映画、音楽など総合エンターテイメントを提供するサービスになるらしい。
さらにそれとは別に、仮想通貨を使えるカジノプラットフォームの立ち上げ構想も発表。これはPariplayという企業と提携して開発中であり、2018年中のサービス開始を目指している。
このカジノでは、リアルマネーの他に現在発行されている主要な仮想通貨のほとんどが使えるものになると発表された。すでに仮想通貨を使えるオンラインカジノは世界に登場してきているが、その中でもかなり大規模なものになると思われる。
カジノプラットフォームのために、Atari Tokenとは別の仮想通貨「Pong Token」を発行する計画があることも発表された。またカジノではアタリ社製のテレビゲームをプレイできるコーナーも用意されているという。
これらエンターテイメントやカジノプラットフォームの詳細はまだ発表されていないが、固まり次第発表されると思われる。
1月以降仮想通貨市場で下落が続いているとはいえ、企業の仮想通貨への投資熱はまだ収まっていないようだ。つい先月には、写真用品メーカーのイーストマン・コダックが、独自の仮想通貨を発行すると発表したばかりだった。
しかしアタリと言えば、かつて起こった「アタリショック」というテレビゲーム市場の崩壊を思い出す人もいるだろう。アタリはテレビゲーム業界の先駆者メーカーとして、1977年に独自のゲーム機を開発し販売開始。それはアメリカで大ヒットして、1982年頃にはテレビゲーム機市場のほとんどを独占した。
ところが他社が販売するゲームソフトに制限を設けなかったために、1982年の年末にはソフトがあまりに粗製乱造され市場に溢れ、結果として売れないソフトや大幅値引きされたソフトが増える結果に。そしてアタリやゲームソフトメーカーは次々に赤字に転落し、アメリカのゲーム市場は1983年から84年にかけて崩壊した。
2017年からの仮想通貨ブームのために、昨年後半から仮想通貨があまりに乱発されている感がある。仮想通貨もかつての「アタリショック」のように、粗製乱造から市場崩壊につながらないとは限らない。
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