石破内閣の江藤農水相が、「私はコメを買ったことがない」との失言が原因で更迭される見通しになった。7月には参院選が行われるが、それまでわずか2ヶ月のこの時期に閣僚が更迭されたことは自民党にとって大打撃になる。支持率は低迷しており、いよいよ参院選で与党が敗北する可能性が高まった。
日本では7月に参院選が行われるが、それまでわずか2ヶ月のこの時期に与党・自公にとって大打撃になる出来事が起こった。
石破内閣の江藤農水相が、18日に行った講演で「私はコメを買ったことがない。支援者の方々が下さる」と発言。日本国内では昨年夏頃からコメ価格が高騰しており、昨年春頃に比べるとすでに2倍以上にもなった。
そのため多くの市民がコメが買えずに苦しんでいるのだが、そこに来てコメ供給の責任者と言える農水相がこのような発言をしたことが多くの人々の反感を買った。この発言はすぐにネット上でも炎上し、野党や知識人からも一斉に批判された。当初は農水相自身は続投するつもりで石破総理もそれを容認したが、続投では事態が収拾できないと見て20日夜に江藤氏の更迭を決めた模様だ。
昨年10月に成立した石破内閣だが、閣僚の更迭はこれが初めてとなる。しかし参院選前にして閣僚が更迭されたことは、与党・自公にとって大きな打撃になる。物価高に対処できず特にコメ価格が高止まりしていることなどを理由に石破内閣の支持率は低迷しており、すでに20%台の数字も出ている。この状態で参院選を行えば、与党の大敗は必至であろう。
参議院は3年ごとに半数が改選されるので、今回改選されるのも全体・248議席の半数のみとなる。現在は与党の自公が141議席、野党が99議席、残り8議席が欠員となっている。
そのうち改選されるのは与党が66議席、野党が51議席だが、与党はわずか18議席失っただけで半数を割る。そして現在の支持率の低さから考えると、18議席どころか半分の33議席を失ってもおかしくない。そうなると過半数を大きく割る。
すでに与党は衆議院で過半数を失っているため、参議院でも失えば与党の力は弱まり政局が不安定になる。そのような結果になれば今後の経済・金融政策の不安定化や景気への影響が懸念され、参院選後は株式市場や円が大きく動くことも考えられる。
また確率は低いが衆参同日選となる可能性も残る。衆議院で野党が過半数を占めているため内閣不信任案を提出して野党が全て賛成に回ると可決される。そうなると石破内閣は総辞職するか、衆議院を解散して総選挙を行わなくてはならない。
今月10日に野党第1党である立憲民主党の野田代表が「同日選の可能性は十分ある」と発言していた。同日選となれば、昨年の総選挙で議席を減らした与党がさらに減らし、政権交代になることすらありえる。
そうなると今後の政局や経済・金融政策への懸念はさらに高まり、選挙後に市場が大きく動くことになるだろう。あと2ヶ月で国民の審判が下る。
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