サウジアラビアの国営石油会社・サウジアラムコが、近いうちに株式を上場すると週末3日に発表された。これは世界の証券史上で最大のIPOになると見られている。
サウジアラビアの国営石油会社・サウジアラムコが、近いうちに株式を上場すると3日に発表された。しかしこれは突然の発表ではなく、以前から計画されていた上場だった。
サウジアラムコは2016年春に2030年までの事業計画を示した「ビジョン2030」を発表し、そこにはIPO(新規株式公開)の計画が示されていた。サウジアラムコがIPOを計画するようになったのは、2014年後半以降に原油価格が低迷し石油販売収入だけでは将来やっていけなくなる懸念が浮上したためと言われる。
2010年~14年前半には80~110ドルで推移していた原油価格は、2014年後半に急落しその後はほぼ30~60ドル付近に留まっている。今年11月4日現在でも57ドルで、かつての高値を回復する気配は全くない。
サウジアラムコが上場すれば、時価総額は約2兆米ドル(約216兆円)になると言われる。ここ1~2年でAppleやGoogle(アルファベット)が世界で初めて時価総額1兆ドルを突破して話題になったが、サウジアラムコは上場時ですでにこれらの2社を遥かに超える。
そして上場による株式売り出しはその1~2%程度になるので、約200~400億ドル(約2兆1600億~4兆3200億円)になると推定されている。これまで調達額が史上最大だったIPOは、2014年にNY株式市場に上場したアリババで、その時は約250億ドル(約2兆7000億円)を調達した。サウジアラムコはこの記録を更新する可能性がある。
しかし週末に発表された内容は上場が決まったことと、「(サウジアラビア)国内の証券取引所に上場する」という点だけだった。まだ具体的な上場日は発表されていないが、早ければ12月にも上場と見られている。そして売り出す株式数や価格などはまだ発表されていない。
この上場はサウジアラビアの取引所で行われるので、日本を初め多くの国の投資家は直接取引することはできない。それにも関わらずこの上場が注目されているのは、単に史上最大のIPOになる可能性があるというだけではない。サウジアラビア国内の上場が成功したら、他国の市場でも上場する可能性があると見られているからだ。
東証は以前からサウジアラムコの上場に関心を示し、東証での上場を誘致している。また世界最大のNY株式市場で上場される可能性も十分考えられる。このような将来が考えられるからこそ、サウジアラムコのIPOは世界の証券業界でかなり注目されている。
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