日本時間の13日未明に、イーサリアムの大型アップデート「シャペラ」が実施された。このアプデによってそれまでロックされていたステーキング報酬が自由に引き出せるようになるため、アプデ後は売り圧力が高まるという懸念もあった。しかしアプデが終わってもイーサリアムのレートは下がらず上昇している。
日本時間の13日未明に、以前から予定されていたイーサリアムの大型アップデート「シャペラ(Shapella)」が実施された。今回は実行層の「シャンハイ(Shanghai)」とコンセンサス層の「カペラ(Capella)」のアプデが同時に実施されることから、シャペラという名前になった。シャンハイは中国の上海のことで、カペラとはぎょしゃ座にある星の名前。
今回のアプデでは、それまでロックされていたステーキング報酬のイーサリアムが自由に引き出せるようになった。仮想通貨の取引処理にはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)とPoS(プルーフ・オブ・ステーク)があり、イーサリアムも当初はビットコインなどで使われるPoWだった。
しかしPoWはマイニングで大量の電力を使用するため、環境負荷が高いという問題がある。そこで最近はPoSを採用する仮想通貨が増え、イーサリアムも昨年9月のアップデート「マージ」などを経てPoSに移行した。
「マージ」で完全にPoSに移行しても、ステーキングで得られた報酬はロックされていてまだ口座から引き出せないという問題が残っていた。その問題を解決し、ステーキング報酬のイーサリアムを引き出せるようにしたのが今回の「シャペラ」だ。
「シャペラ」は今年3月に行われると予想されていた時期もあったが、実際には少し遅れて日本時間の4月13日未明に実施され、特に問題は発生せずに完了した。
「シャペラ」で懸念されていたのは、アプデが終わるとそれまでロックされていたステーキング報酬のイーサリアムが一斉に引き出されることで、売り圧力が高まりレートが下落することだ。
しかし実際にはそうはならなかった。3月10日に18万7000円をつけていたイーサリアムは、その後欧米金融不安の台頭によってビットコインなど他の仮想通貨とともに大きく上昇。「シャペラ」が近づいても落ちる様子はなかった。
そして13日未明の「シャペラ」実施時には25万5000円をつけ、その後も13日午後まで下落せずに25万5000円付近で推移。13日夕方にはまた上昇して26万円を超えた。13日夜までのレートを見る限り、「シャペラ」の影響によるイーサリアムの下げはない。
「シャペラ」が完了したことで、イーサリアムのステーキングに参加した報酬が引き出せるようになった。これからはイーサリアムのステーキングがやりやすくなるだろう。
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