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Jun

週明けの金融市場は材料難

user 著者 鳥羽賢

週明け17日の金融市場はやや材料難だった。

20日の日米英政策金利待ちか

今週は20日木曜に日米英3ヶ国の政策金利発表が予定されている。そのため週明け17日の金融市場は様子見ムードが強く、日米などの株式市場にもあまり動きがなかった。また香港では週末にも「逃亡犯条例」改正案に反対する大規模デモが行われたものの、17日の香港市場は大きな下落は見られなかった。

今日の展望今日は午後6時にユーロ圏の5月CPIが発表されます。

日本225(円)

小幅上昇に留まる

先週金曜はNYダウが17ドル安とわずかな下落で終わり、この日の東京市場も材料難な1日となった。日経225平均の寄り付きは22円安の21,094円。そしてその後は上下にわずかずつながら動いたもののまた21,000円付近に戻る展開が続き、終値は8円高の21,124円だった。夕方以降の先物の時間にも大きな動きなく、18日朝まで21,100円付近で横ばいだった。

ポンド/円

本日保守党党首選第2回投票

イギリスでは与党・保守党の党首選が行われており、13日に行われた第1回投票では強硬離脱派のジョンソン前外相が圧倒的1位となり、「合意なき離脱」への懸念が高まっている。先週終盤に1月以来の136円台まで下落したポンド/円は、週明け17日は朝方から夜まで136円台後半で推移。夜以降になるとまたポンド売りが進み、18日朝には136円付近までポンド安になった。18日には党首選の第2回投票が行われる。

ビットコイン(日本円)

100万円付近の高値で推移

ビットコインは16日日曜に昨年5月以来となる100万円を回復。その後17日朝までに98万円付近まで後退したものの、日中以降になるとまた緩やかな上昇が継続。夕方以降に再び100万円を回復し、その後は18日朝まで100万円超えの高値で推移が続いた。

トルコリラ/円

ムーディーズ格下げもその後リラ高

週末にムーディーズが、トルコの格付けを「Ba3」から「B1」に格下げ。そのため週明けのトルコリラは下窓を開けて、1リラ=18円30銭台から始まった。しかし午後4時にはトルコの3月失業率が発表され、予想通りだが前月より改善された14.1%だった。同時に発表された5月住宅販売数は前回より悪かったものの、失業率改善が好感されてトルコリラは18円50銭付近まで上昇した。

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