LINE
25
Jun

週明けの金融市場はやや材料難

user 著者 鳥羽賢

週明け24日はやや材料難な1日となった。

米の対イラン追加制裁も

週明け24日はやや材料難な1日だった。アメリカはイランが無人偵察機を撃墜したと批判し、24日にイランの最高指導者などを対象とした新たな制裁を発動。しかしこの措置にも金融市場はそれほど動かなかった。先物市場の金だけはリスク回避の買いが依然として多く入り、2013年以来の高値を更新した。

今日の展望今日は午後11時にアメリカの5月新築住宅販売件数が発表されます。26日の午前2時にFRBのパウエル議長が講演を行います。

日本225(円)

小幅上昇に留まる

先週金曜のNY株式市場はダウが34ドル安と小動き。その流れから24日の東京市場もあまり動きがなく、日経225平均は35円安の21,223円で寄り付いてスタートした。その後前場にはやや上昇し、後場開始直後には一時21,300円を突破。しかしそれ以上上昇することはできず、終値は28円高の21,286円に留まった。夕方以降の先物も材料難のために25日朝までほぼ横ばい。

続伸し約6年ぶりの高値を更新

世界経済に対する懸念や米利下げ期待から金の急激な上昇が続いている。24日になると米がイランに追加制裁を発動したことも、リスク回避の金買いを促進した。先週終了までに1,400ドルを超えたNY金は、24日は1,405ドル付近からスタート。夜までは1,410ドル未満で推移していたが、夜になって米のイラン追加制裁の報道が流れた頃から大きく上昇。25日朝までに1,420ドルを超え、2013年夏以来約6年ぶりの高値をまた更新した。

ビットコイン(日本円)

朝方に120万円を突破

ビットコインは世界経済への懸念を材料に、4月以来急上昇が続いている。他の金融市場が終わる先週土曜朝には110万円付近にあった価格だが、土曜午前に急騰し一時は昨年3月以来の120万円をつけた。その後土日には110万円台で推移していたが、週明け24日朝にになって再び120万円を突破。24日日中にはやや下落するも、110万円台は25日朝までずっとキープした。

トルコリラ/円

朝方に上昇後下落

トルコでは23日にイスタンブール市長選の再選挙が行われ、野党系の候補が再び勝利した。先週末には1リラ=18円40銭付近にあったトルコリラ/円は、週明けは選挙結果を受け上窓を開けて18円70銭付近からスタート。その後夕方頃には18円80銭まで上昇するも、アメリカがイランに対し追加制裁をかけたことから中東情勢懸念が拡大し地理的にも近いトルコのリラが売られた。結局夜には18円40銭台まで戻り、そのまま25日朝まで推移。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう