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28
Jan

週明けの金融市場はややリスク選好

user 著者 鳥羽賢

週明け26日の金融市場はややリスク選好ムードだった。

株式市場はこう着状態も円安が進行

今週は先週に続いて材料難な1週間になることが予想されるが、週明け26日の金融市場はややリスク選好ムードだった。日米などの株式市場ではあまり動きがないまま終了。しかし為替市場ではリスク選好ムードから円安・米ドル高が進行し、米ドル/円は27日朝までに112円近くに。また原油安も一旦落ち着いている。

今日の展望

今日は午後7時から英中銀のカーニー総裁が講演を行ないます。28日午前2時からFRBのイエレン議長が講演を行ないます。

日本225(円)

動きのない相場が続く

国内株式市場は先週後半からあまり動きのない相場が続いているが、26日になっても同じだった。前日終値と同じ20,132円で寄り付いた日経225平均は寄り付き直後に一時的に20,200円前後まで上昇したものの、すぐに元に水準に戻りその後は後場までずっと横ばい。終値は21円高の20,153円だった。夕方以降の先物の時間は円安を受けて多少日経225先物が上昇したのみ。

WTI原油

一時下落後反発

先週は続落し一時42ドル付近まで落ち込んだNY原油は、月曜になっても先週金曜に発表された石油掘削リグ稼働数が23週連続増だったことなどから続落。43ドル台半ばからスタートした後、夜には一時42ドル台半ばまで下落した。しかしそれ以外の売り材料はなかったためにその後は反発し、27日朝までに43ドル半ばまで再び上昇した。

夕方頃に20ドル急落

NY金は26日の朝から夕方にかけて1,250ドル台半ばで横ばい推移。しかし夕方5時頃に突然20ドルも急落して1,230ドル台になり、その直後に1,240ドルまでリバウンドという乱高下が見られた。この動きはリスク選好ムードを背景としたヘッジファンドの金売りなどのために起こったと見られている。その後は27日朝まで目立った動きはなく、1,240ドル台で横ばいだった。

米ドル/円

リスク選好で円安・米ドル高

材料難のために先週は111円付近であまり動きのなかった米ドル/円だが、今週になって流れが変わった。米長期金利の上昇などを受けて26日朝から緩やかながら円安・米ドル高が進行。しかし午後9時半に発表された5月耐久財受注が予想より悪かったために、発表直後には20銭ほど円高になった。ただこの円高は一時的で、27日朝までには112円近くまで上昇。

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