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25
Mar

週明けの株式市場は調整モード

user 著者 鳥羽賢

週明け25日の株式市場は調整モードに入った。

NYダウは162ドル安

先週は日経225平均が2,000円以上上昇するほどの勢いを見せた株式市場だが、週明けは新たな買い材料がなく調整モードに入った。東京市場では日経225平均が474円下落して終了。夜になると米2月新築住宅販売件数が発表され予想の年率67万5000件に対し発表は66万2000件と予想を下回った。低調な住宅指標を受けてNYダウも序盤からマイナス圏で推移し、終値は162ドル安の39,313ドルだった。

今日の展望

今日は午後10時にアメリカの1月ケース・シラー住宅価格指数が発表されます。

日本225(円)

場中・先物ともに低迷

先週は1週間で2,181円高と1月9日の週とほぼ同じ幅の暴騰を見せた日経225平均だが、今週明けは利益確定相場となった。先週金曜のNYダウは305ドル安で終了したものの、25日の寄りは90円安の40,798円と小幅安でスタート。場中になると前場から後場にかけて売り優勢な展開が続き、終値は474円安の40,414円だった。夕方以降の先物もしばらくは同様に軟調な展開が続き一時40,000円を割ったが、そこで下げ止まり26日未明は40,000円台で推移した。

ビットコイン

急騰し7万ドルを回復

他の金融市場が先週の取引を終えた23日土曜朝時点で980万円付近だったビットコインは、週末は970~990万円のレンジで推移した後、日付が25日月曜になった頃から少しずつ上昇を開始。日中は1,010万円付近で一旦上昇が止まったものの、米国時間になる夜から急上昇。26日未明には1,070万円をつけ、米ドル建てでも7万ドルを回復した。(注:チャートは米ドル表記です)

ココア

週明けに約10%暴騰

今年になってから暴騰が続くココアだが、週明けのNY先物市場開始までに、ガーナの2023~24年度ココア生産量が過去22年間で最低になるとの情報が流れた。先週を1トン=8,800ドル付近で終えたNYココアは、25日は取引開始時から暴騰。上げは終日続き終値は9,600ドルを超えてまたも史上最高値を更新するとともに、25日だけで約10%高、3月に入ってからの上げ幅は約60%にもなった。

米ドル/円

151円台で小動き

日米中銀が先週に政策金利を発表して以降円安圧力が高まっているが、政府日銀による介入への警戒や日本政府要人による口先介入もあり152円はなかなかつけない日々が続いている。先週を1ドル=151円40銭付近で終えた米ドル/円は、25日日中は大きな材料がなく151円台前半で推移。午後11時には米2月新築住宅販売件数が発表され予想を下回ったものの、米ドルは売られず逆に上昇して一時は151円50銭を超えた。

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