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28
Jan

英EU離脱懸念が広がる

user 著者 鳥羽賢

イギリスのEU離脱懸念が金融市場に広がっている。

英離脱懸念が広がる中FOMCがスタートへ

23日にイギリスでEU離脱を問う国民投票が行われるが、そこで離脱派が過半数になるのではという懸念が広がっている。13日にもイギリスで発表された世論調査で、離脱派がリードを広げていた。その影響から金融市場では円高・株安が進行。また週末に起こったフロリダのテロの影響もかなり出ている。そんな状況だが、今日からアメリカでは2日間の日程でFOMCが開催される。

今日の展望

今日からアメリカでFOMCが始まります。午後9時半にはアメリカの5月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

582円安で1ヶ月前の水準に

先週の最終日に為替市場では円高・米ドル安が進行、NY株式市場は下落して終了した。リスク回避の流れを受け、週明け13日の国内株式市場では日経225平均が282円安の16,319円で寄り付いてスタート。場中になっても売りは止まらず、前場から後場にかけて一貫して軟調な展開。終値は582円安の16,019円だった。夕方以降の先物も欧米株安を受けて下落が続き、14日朝までには15,000円台まで下げた。

米ドル/円

今年の最安値に近づく

イギリスのEU離脱懸念から、先週の11日未明に円が急騰。106円台をつけて先週を終えた。そして週末にはアメリカのフロリダ州で銃乱射のテロが発生、この事件がさらなる米ドル売りにつながり、週明けは円買い・米ドル売りが中心の動きに。13日午前中には早くも106円台前半になり、午後には5月3日以来となる105円台をつけた。今年の最安値は5月3日の105円50銭だが、その水準に迫っている。

ポンド/円

2年10ヶ月ぶりの150円割れ

23日の国民投票に対する懸念から特にここ2週間ほどポンド安が続いているポンド/円だが、先週は152円付近で終了。そして週末のフロリダテロから来るリスク回避もあり、週明けは円高・ポンド安がさらに進行。夕方頃には一時150円を割って149円台をつけた。ポンド/円の149円台は、2013年8月以来2年10ヶ月ぶり。

WTI原油

中国指標低調で下落

先週半ばに51ドル台をつけた後は下げが続いている原油だが、週明けになってもその動きが継続。背景には、この日発表された中国の5月鉱工業生産と5月小売売上高がそれほど良くなかったことがある。またイギリスのEU離脱懸念からくるリスク回避の流れも原油売りを広げ、13日から14日にかけて48ドル台前半まで下落した。

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