6日午後9時半に米5月雇用統計が発表された。
6日午後9時半に米5月雇用統計が発表され、予想の前月比13万人増を上回る13万9000人増だった。4日水曜に発表された5月ADP雇用統計は予想よりかなり悪かったため、6日の雇用統計が予想を上回ったのはサプライズだった。良好な雇用統計を受けて米経済に対する楽観的な見方が広がり、この日のNYダウは序盤から大幅高に。一時は上昇幅が600ドルを超えて443ドル高で終了した。
来週月曜の展望
来週月曜は午前8時50分に日本の第1四半期GDP改定値が発表されます。
前日のNYダウは108ドル安で終了し、6日早朝の日経225先物は37,500円付近で推移。しかし東証スタートの午前9時前後に上昇し、その流れから日経225平均は36円高の37,590円で寄り付いた。寄り直後に上昇して37,700円を回復した後は前場から後場にかけて37,700円付近で細かい動きが続き、終値は187円高の37,741円だった。夕方以降の先物はしばらく緩やかな上昇が続いた後、米5月雇用統計が発表されると急騰して38,000円を超えた。
米ドル/円は6日朝方には1ドル=143円50銭にあったが、日中は緩やかな円安・米ドル高が進行。そして午後9時半には米5月雇用統計が発表され、すでに述べたように予想を上回る13万9000人増だった。また同時に発表された5月平均時給も、予想の前月比0.3%増を上回る0.4%増だった。この統計を受けて米ドルが急騰し、7日未明には一時145円をつけつつ144円80銭で今週を終えた。
米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動いた。6日朝方には3,360ドルだったNY金は、午前中にわずかに上昇して3,370ドルをつけた後、午後から夕方過ぎにかけて緩やかに下落。そして午後9時半に米雇用統計が発表され予想を上回る数字が出ると、金の下げが加速して今週の終値は3,310ドルだった。
カナダドル/円は6日朝方には1加ドル=105円だったが、日中にはややカナダドル高に動き午後9時半のカナダの5月雇用統計発表前までに数十銭円安・カナダドル高になった。そして発表された加雇用統計は、予想の前月比1万2500人減に反して8800人増と増加していた。この統計がカナダドル買い材料となり、発表直後に急騰した後7日未明には一時106円を突破。今週の終値は105円75銭付近だった。
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