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Jul

米雇用統計が2ヶ月連続大幅増

user 著者 鳥羽賢

米6月雇用統計は前月比480万人増だった。

増加幅は過去最大

2日の午後9時半に米6月雇用統計が発表され、予想の前月比300万人増に対し発表は480万人増と予想を大幅に上回る過去最大の増加だった。前月の数字は上方修正されて269万9000人となったため、2ヶ月連続の大幅上昇となった。3日のNY株式市場は良好な雇用統計を受けて一時ダウが400ドル以上上昇したものの、感染再拡大懸念などから終盤に下落し終値は92ドル高だった。

今日の展望
今日はアメリカ市場が独立記念日の振替休日で休場します。

日本225(円)

米雇用統計発表後に先物高

前日のNYダウはADP雇用統計が予想を下回ったことなどから78ドル安と下落。しかしこの日の日経225平均は61円高の22,182円からスタートした。前場の終了間際に一旦上昇したものの、後場には元の水準に戻るさえない展開が継続。終値は24円高の22,145円だった。午後9時半に米雇用統計が発表され予想を上回ると、日経225先物は急騰し一時22,400円を超えたが3日未明から朝にかけて緩やかに反落した。

米ドル/円

雇用統計後の上昇は限定的

米雇用統計発表前となった2日の米ドル/円は、日中は様子見ムードが強く107円40銭台を中心とした狭いレンジに留まった。そして午後9時半に発表された米6月雇用統計はすでに述べたように好調な数字だったので、発表直後に107円70銭まで急騰。しかし高値を維持することはできず、数時間以内に発表前の水準に戻る「行って来い」の動きだった。

米ドルと反対に下落

米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日もそのセオリー通りに動いた。前日は今年の最高値をつけた後調整の動きが入ったNY金は、2日朝から日中にかけて1,770ドル付近で横ばい。そして夜に米雇用統計が発表されると、米ドルや株式市場と逆に15ドルほど急落。だが数時間以内に発表前の水準まで戻り、その後は1,770ドル台に3日朝まで留まった。

テスラ

今週に26%も上昇

今週になってトヨタ自動車を抜いて時価総額が自動車メーカーとして世界一に躍り出たと話題になったテスラの株が、2日も続伸。前日は1,119.63ドルで終了していた同社の株は、序盤から1,200ドルを超えこの日は8%高の1,208.66ドルで終了した。先週の終値は959.74ドルで、今週になってからの4日間で26%も高騰したことになる。

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