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28
Jan

米政府機関閉鎖は回避できるか

user 著者 鳥羽賢

19日に米暫定予算の期限が切れ、政府機関閉鎖の危機になる。

予算をめぐり両党が合意できず

アメリカでは暫定予算が19日に期限切れとなる。この暫定予算が失効した後の予算措置を19日中にでも成立させないと、今後は政府機関閉鎖などの影響が出てくる恐れがある。しかし民主・共和の両党が特に不法移民の子息の保護の面などで対立しており、合意できる見通しがない。今週中に合意できないと金融市場にも影響が出てくることが懸念される。

今日の展望

今日は午後6時にユーロ圏の11月経常収支が発表されます。

日本225(円)

一時24,000円も利益確定売り広がる

前日のNY株式市場はダウ工業平均が300ドル以上上昇する暴騰を見せたため、この日の国内株式市場も高寄りでスタート。日経225平均の寄り付きは210円高の24,078円と、1991年11月以来約26年ぶりに24,000円を超えた。しかし上がり過ぎ感が台頭し場中には利益確定売りが中心の展開に。前場には早くも24,000円を割れ、後場の午後2時頃からさらに急降下。終値は前日比105円安の23,763円だった。

WTI原油

強弱まちまちの材料で上下

米エネルギー情報局(EIA)が、18日に週間原油在庫を発表。予想の前週比350万バレル減に対し、発表は690万バレル減と大幅に減少していた。一方ガソリン在庫は予想が前週比340万バレル増、結果が360万バレル増だった。発表前に63ドル台まで下落していたNY原油 は、発表後に64ドル台に上昇。しかしこの日にはOPECが月報で今後の原油供給見通しを引き上げたことから、19日未明には売りが優勢となり63ドル台まで反落。

南アランド/円

南ア中銀が政策金利を据え置き

南アフリカ中銀が、18日夜に政策金利を発表。市場の予想通り6.75%の据え置きと発表された。発表後にクガニャゴ総裁は会見で、「インフレの上ぶれリスクは依然残っている」と述べ、インフレリスクがまだあることを確認した。政策金利は予想通りだったため、ランド/円は発表前の1ランド=9.1円のままあまり反応せず。しかしインフレリスクが残っているため、18~19日のランドは全体的には上昇基調だった。

米ドル/トルコリラ

トルコ中銀は政策金利を据え置く

トルコ中銀が18日の午後8時に政策金利を発表。最重要政策金利は8%に据え置き。また他の主要政策金利も全て予想通りに据え置かれた。発表前に1米ドル=3.8リラ付近にあった米ドル/トルコリラは、特に急激な変動はなかった。だが最近アメリカとの相互ビザ発給が再開されたことなどからリラには買い安心感が広がっており、発表後に夜から19日未明にかけてリラが上昇し、19日朝には1米ドル=3.76リラ台になった。

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