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28
Jan

米政府機関閉鎖の継続は回避できるか

user 著者 鳥羽賢

週末から米政府機関の閉鎖が始まっている。

民主・共和両党の合意はメド立たず

アメリカではこれまでの暫定予算が19日金曜で期限切れとなり、新しい予算を成立させないといけない。しかし民主・共和の両党で不法移民の子息に対する処置などの面で隔たりがあり、合意できる見通しが立っていない。政府の予算が期限切れ状態になったために、アメリカでは一部の政府機関が閉鎖されるなどの影響がすでに出ている。

今日の展望

今日から日銀の金融政策決定会合が行なわれます。

日本225(円)

小幅上昇のみで終了

前日は1991年末以来約26年ぶりに24,000円を超えた日経225平均だが、後場になって利益確定売りから大きく下落した。そして一夜明けた19日には、91円高の23,854円からスタート。その後は米政府機関閉鎖への警戒感などもあってさえない動きが続き、前場から後場にかけてやや下落。終値は45円高の23,808円に留まった。夕方以降の先物の時間も目立った動きはなく、20日朝まで23,800円付近で推移。

米ドル/円

米政府機関閉鎖への警戒から米ドル安

すでに述べたように、アメリカでは19日に暫定予算の期限が切れ、次の予算が成立しないと政府機関の閉鎖となる。政府機関閉鎖への懸念から、この日の米ドル/円は軟調。朝方は110円付近にあったレートは、午前から午後にかけて下落し夕方には110円台半ばに。午後12時には1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値が発表され予想以下だったものの、特にレートに影響はなく夕方以降は110円台半ばのまま先週を終えた。

ビットコイン(日本円)

暴落後は130万円付近で推移

先週は中国・韓国が仮想通貨取引への規制を強化すると示唆したことから、16~17日にビットコインを初め仮想通貨全般が暴落。19日朝には130万円付近にあったビットコインは、その後は材料が少なく20日土曜朝まで130万台で推移。週末になって一時140万円に上昇したものの、22日朝までには130万円付近まで反落した。

トルコリラ/円

トルコがクルド人勢力への軍事作戦を開始

トルコが21日から、シリア北西部のクルド人勢力の拠点・アフリンへの軍事作戦を開始した。しかしこの作戦は、周辺国やアメリカの反発を招いている。軍事作戦開始への警戒感から、19日のトルコリラ/円は29円台で数十銭下落。そして週末に軍事行動が開始されると、週明けの為替市場では国際社会との関係悪化懸念を受け、下窓を開けて28円台から始まっている。

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