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Oct

米中が貿易問題に関し部分的に合意

user 著者 鳥羽賢

10~11日に行われていた米中貿易協議が終了した。

NY株式市場は大幅高

米では10~11日にかけて閣僚級の米中貿易協議が行われていた。そして11日になって協議が終了し、米中が部分的に合意できたと発表された。これによって今月15日から予定されていた米による対中関税の引き上げは凍結されることになった。貿易問題が緩和に向かうことになったため、この日のNY株式市場は序盤から上昇。ダウの上げ幅は一時500ドルを超えて27,000ドルを突破したが、終盤に200ドルほど下げ終値は320ドル高だった。

来週月曜の展望来週月曜は午後6時にユーロ圏の8月鉱工業生産が発表されます。

日本225(円)

米中緊張緩和で暴騰

10日の米中貿易協議後に「順調だった」と発表があったため、この日のNYダウは150ドル高で終了。そのため11日の日経225平均も198円高の21,749円からスタートし、場中にも上昇して終値は247円高の21,799円だった。夕方以降の先物の時間になると、円安の進行とNY株式市場の大幅高を受け先物が暴騰し一時は22,200円を突破。今週終了間際にやや下げたものの、22,000円はキープした。

米ドル/円

約2ヶ月ぶりの高値

米ドル/円は11日日中には107円90銭付近で小動き。そして夕方以降には、米中貿易協議の合意期待から買われ108円を突破した。午後11時には米10月ミシガン大学消費者態度指数が発表され、予想を上回る数字だった。この数字も米ドル買いを後押しし、またNY株の上昇によるリスク選好姿勢の拡大もあり一時は108円60銭と8月上旬以来2ヶ月ぶりの高値に。その後は多少下げて今週を終えた。

カナダドル/円

加雇用統計は好調

朝方に81円20銭付近にあった11日のカナダドル/円は、日中から夕方にかけ緩やかに上昇。夜9時半にはカナダの9月雇用統計が発表され、予想の前月比1万人増に対し、発表は5万3700人増と上回った。9月失業率も予想より低い数字だったため、これらの統計を受けカナダドルが数十銭急騰。また米中貿易協議の進展を受けた全体的な円安の進行もあり、一時は82円30銭を超えた。

ポンド/円

24時間で6円上昇

英首相とアイルランド首相の会談が順調に進んだとの報道から、昨夜にはポンドが暴騰。その後11日は朝方から夕方まで134円50銭付近に留まった。そして夕方になると、英の離脱担当相とEUのバルニエ首席交渉官との協議で進展があったと報道された。ポンドは連日の暴騰を見せて夜には137円を超え、昨夜午後11時頃からの24時間で6円も上昇する異常な動きだった。

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