30日夜に米第1四半期GDPが発表された。
30日夜に米第1四半期GDPが発表され、予想の前期比年率0.2%増に対し発表は0.3%減とマイナス成長だった。トランプ政権の政策によって景気が冷え込んだと見られる。またそれに先立って発表された米4月ADP雇用統計も予想を下回る数字だった。GDPがマイナスとなったことで米経済の後退懸念が台頭し、NY株式市場序盤にはダウが一時800ドル近く下落。しかし中盤以降に切り返し、終値は141ドル高とプラスだった。
今日の展望
今日は正午過ぎに日本の政策金利が発表されます。
前日のNYダウは300ドル高で終わり、その流れから休場明けとなった30日の東京株式市場では日経225平均が107円高の35,946円で寄り付き。前場は35,900円付近であまり動かなかったが後場になると上昇して36,000円を回復し、終値は206円高の36,045円でトランプ大統領が相互関税を発表して以来初の終値36,000円台となった。夕方以降の先物は米GDP発表後に数百円下落したものの、その後反発してGDP発表前の水準を超えて上昇した。
30日夜に発表された米第1四半期GDPがマイナスだったことで米経済の不況入り懸念が高まり、NY株式市場は一時大幅下落。しかし米ドルは大きく動じなかった。30日朝方には1ドル=142円20銭だったレートは、日中には円安が進行して夕方には143円を回復した。そして迎えた午後9時半のGDP発表だが、マイナスの結果にも関わらず米ドルは20銭ほど下落したのみ。その後はまた米ドルが買われ、1日早朝までに143円付近で落ち着いた。
世界的な景気後退と原油需要の減退懸念を受け、最近の原油価格は軟調な動きが続いている。30日朝方に60ドル台だったNY原油は日中は緩やかな下げが続いた後、午後9時半にマイナスの米GDPが発表されても大きく反応せず。だがその後、サウジアラビアが今後増産に動くとの報道が流れた。この報道が原油売り材料となり、2ドルほど下落して一時は58ドルをつけた末に58ドル台前半で落ち着いた。
低調な米GDPやその他の米経済指標によってNY株式市場が一時大幅下落した30日だったが、リスク回避の流れは仮想通貨市場にも波及した。30日日中のビットコインは大きな動きがなく、1,350万円を挟んだ細かい上下が継続。夕方過ぎに一旦1,360万円をつけたが、米GDPやその前後に発表された米経済指標に予想を下回るものが多く発表後に30万円ほど下落。しかしその後は1日未明から朝にかけてリバウンドした。(注:チャートは米ドル表記です)
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