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28
Jan

米PCEデフレーターは予想通り

user 著者 鳥羽賢

27日夜には米12月個人消費が発表された。

金融市場の反応は少なめ

27日の午後10時半に米12月個人消費に基づくPCEデフレーターが発表され、予想通りの前年同月比+5.0%で前月の+5.5%よりさらにインフレ率が下がっていた。また食料品・エネルギーを除いたコア指数も予想通りの前年同月比+4.4%だった。数字が予想通りだったために米ドルやNY株式市場などの反応は少なめで、ダウ工業平均は前日終値を挟んだ細かい上下に終始。終値は28ドル高ながら6営業日連続高となった。

来週月曜の展望

来週月曜は午後6時にドイツの第4四半期GDPが発表されます。

日本225(円)

27,300円付近でこう着

今週前半には上昇して27,000円を回復した日経225平均だが、週後半はこう着状態になっている。前日のNYダウが205ドル高で終わった流れから、この日は66円高の27,428円からスタートした。場中は前場に前日終値付近まで下がり、その後は後場にかけて前日終値よりやや高い水準で横ばい。終値は20円高の27,382円だった。夕方以降の先物もあまり動きがなく、28日未明に多少上昇して今週を終えた。

米ドル/円

米経済指標には反応薄

すでに述べたように27日午後10時半には米12月個人消費のPCEデフレーターが発表され、予想通りの前年同期比+5.0%だった。27日早朝に数十銭円高に動いた米ドル/円は、その後は130円を挟んであまり動きがない相場が継続。午後10時半に米12月個人消費が発表されると直後には20~30銭円高に動いたもののすぐに元の水準を回復し、その後も今週終了時まであまり動きがないままだった。

WTI原油

上昇後3ドル下げる

NY原油は27日日中は81ドル台で推移し、夕方以降には今後の需要回復への期待などから上昇して82ドルをつけた。だが今後ロシアからの輸出が増えるという観測などを材料に、28日未明になって急落。今週終了時までに3ドルほど下げ、80ドルを割って79ドル台で今週を終えた。

テスラ

連日の2桁%高

テスラは日本時間26日早朝に10~12月期の決算を発表。売上高は前年同期比37%増の177億ドル、純利益は同57%増の36億9000万ドルと売上高・純利益とも過去最高の好調な決算だった。好調な決算を受けて26日のテスラ株は11%高の160.27ドルで終了。27日になっても上昇は止まらず、一時は13%近く高い180ドルまで上昇し、終値は11%高の177.90ドルと連日の暴騰だった。

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