31日午前3時の米政策金利発表は据え置きだった。
31日午前3時にFOMCが米政策金利を発表し、予想通り4.25~4.5%のまま据え置きだった。ただし参加委員のうち2人は利下げを主張していた模様。その後発表されたパウエル議長の会見では、次回・9月の会合における利下げは明確に言及されなかった。この日のNY株式市場ではダウ工業平均はFOMC発表前まで前日終値付近で推移した後、パウエル議長の会見で次回の利下げが言及されなかったことで急落。終値は171ドル安だった。
今日の展望
今日は正午頃に日本の政策金利が発表されます。午後9時半にアメリカの6月個人消費のPCEデフレーターが発表されます。
前日のNYダウは204ドル安で終了したものの、東京株式市場では日経225平均が70円高の40,744円で寄り付き。この日は米政策金利の発表待ちもあって場中は目立った動きがなく、前場から後場まで主に40,600円台で推移した末に20円安の40,654円で終了した。その後夕方から31日未明にかけても大きく動かなかったが、FOMCが金利据え置きを発表しパウエル議長の会見が行われると200円ほど急落。しかしその後すぐに上昇に転じる乱高下を見せた。
FOMC発表前となった30日の米ドル/円は1ドル=148円台前半で推移。そして午後9時15分には米7月ADP雇用統計が発表され、予想の前月比7万5000人増を上回る10万4000人増だった。また直後に発表された米第2四半期GDPも、予想を上回る前期比年率3.0%増だった。これらの統計を受けて149円まで米ドルが急騰。31日午前3時には金利据え置きが発表され予想通りのためあまり反応がなかったが、パウエル議長が利下げに言及しなかったことでさらに数十銭米ドル高が進行した。
カナダドル/円は30日朝方には1加ドル=107円80銭付近にあったが、午前中に円高・カナダドル安に動き午後には一旦107円40銭台をつけた。そして午後9時15分の米7月ADP雇用統計と午後9時半の米第2四半期GDP発表後は、他のクロス円と同様に円安が進行。そして午後10時45分にはカナダの政策金利が発表され、予想通り2.75%のまま据え置き。この発表は予想通りのためカナダドルは特に反応せず、31日未明のパウエル議長の会見後は多少円安に動いた。
7月に世界初の時価総額4兆ドルを達成したエヌビディアは、その後も上昇の勢いが衰えていない。29日は下落して175.51ドルで終了したエヌビディア株は、30日は176.51ドルで寄り付いた後順調に上昇。31日午前3時頃には180ドルに接近したものの、パウエル議長の会見で利下げに言及がなかったために急落して180ドル達成はならず。しかし終盤に反発して終値は2.1%高の179.27ドルで、時価総額は4兆3700億ドルとなった。
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