FOMCは12日午前4時に金利据え置きを発表した。
FOMCが日本時間の12日午前4時に政策金利を発表。市場の予想通り、4回ぶりの金利据え置きとされた。同時に発表された声明では、前回に続き「見通しの不透明感が残っている」という文言が削除されていた。その後のパウエル議長の会見では「利上げには相当な持続性があるインフレが必要となる」と述べられ、近い将来の利上げを否定した。政策金利発表とパウエル議長の会見後、NY株式市場は上昇しダウは29ドル高で終了した。
今日の展望今日は午後5時半にスイスの政策金利が発表されます。午後9時45分にユーロ圏の政策金利が発表されます。
FOMC直前となった11日の東京株式市場では、日経225平均が11円兌高の23,421円で寄り付いてスタート。その後前場にはややまとまった売りが入り、100円ほど下落した。しかしFOMC直前とあって思い切った売買がしにくい市場で、後場になると小幅リバウンドし終値は19円安の23,391円だった。12日未明のFOMC金利据え置き発表にも先物は大きな反応がなく、12日朝まで23,300円台のまま推移した。
11日朝には108円70銭台にあった米ドル/円は、日中から夜にかけて緩やかに下落。夜には米11月CPIが発表され、予想の前年同月比+2.0%に対し発表は+2.1%だった。しかしこの発表にはレートは動かずそのまま108円70銭付近でFOMC発表を迎えた。FOMCが予想通り据え置きを発表し、パウエル議長の会見で今後の利上げが否定されると、米ドルは108円50銭まで下落した。
NY金は11日朝方から夕方まで1,465ドル付近で横ばい。夕方過ぎになると、英総選挙や米による対中関税第4弾の発動などリスク要因が控えていることから買われて米政策金利発表までに1,470ドルまで上昇。そして米政策金利据え置き発表とともにパウエル議長の発言があると、米ドルの下落と反対に金は上昇し一時1,480ドルに近付いたが、その後1,475ドルまで反落し12日朝までその付近に留まった。
11日未明に英総選挙戦で労働党が追い上げていると報道され、ポンド/円は1円ほど下落し142円台半ばに。そのまま11日夜まで142円台後半に留まった。だがその後は英債利回りが上昇したことなどを材料に、ポンドの上昇が継続。12日朝までには労働党追い上げ報道前の143円台半ばを回復した。
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