3日夜に米6月雇用統計が発表された。
3日午後9時半に米6月雇用統計が発表され、予想の前月比11万人増を上回る14万7000人増だった。また同時に発表された6月失業率も予想より0.2ポイント低い4.1%の良好な数字だった。この統計で米経済に対する楽観的な見方が広がり、NY株式市場では半日取引ながらダウ工業平均が序盤から上昇して344ドル高で終了。S&P500指数とNASDAQ総合指数も上昇してこれら2指数は史上最高値を更新した。なお本日は独立記念日のためNY株式市場は休場する。
今日の展望
今日はアメリカの株式市場が休場します。午後6時にユーロ圏の5月卸売物価指数が発表されます。
前日のNYダウは10ドル安で終了したものの、東京株式市場では日経225平均が34円高の39,796円で寄り付き。場中になると目立った材料がなく前場から後場にかけて上下約100円ずつ動いた末に寄り値付近に戻り、終値は23円高の39,785円だった。夕方以降の先物もしばらくは動きがなかったが、午後9時半に米6月雇用統計が発表され予想を上回ると急騰して40,000円を回復した。
2日夜に発表された米6月ADP雇用統計が予想に反して減少だったことで、発表後は円高・米ドル安基調となり3日朝方までに1ドル=143円50銭まで下がってきた。そして3日日中は材料難ながらも緩やかな円安が進行。午後9時半には米6月雇用統計が発表され、すでに述べたように予想を上回る前月比14万7000人増だった。予想を上回ったことで発表直後に米ドルが1円ほど急騰し、その後は4日朝方まで145円付近に留まった。
今年前半には急上昇したココアだが、5月に一旦1トン=11,000ドルをつけてからは下げが続いている。今週になっても西アフリカの生産国で2025/26シーズンのカカオ豆の収穫量が増加するとの予想を受けて下落。2日を8,300ドル付近で終えたNYココアは、3日も市場前半に下げて一時は4月中旬以来となる7,000ドル台をつけたが後半になって多少反発した。
買い意欲は衰えず先週後半から今週前半にかけて何度か史上最高値を更新したエヌビディアは、2日を157.25ドルで終了。そして半日取引だった3日も序盤から上昇し、一時は160ドルを超えた末に1.3%高の159.34ドルで終了。時価総額は3兆9000億ドル近くになり、大台の4兆ドルにまた少し近づいた。
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