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21
Oct

欧州やカナダでもインフレ進行

user 著者 鳥羽賢

20日にユーロ圏とカナダのインフレ率が発表された。

カナダは前年同月比4.4%

20日の午後6時にユーロ圏の9月消費者物価指数が発表され、予想通りの前年同期比+3.4%だった。ただし食料品などを除いたコア指数は同+1.9%だった。また午後9時半にはカナダの同じ指標も発表され、予想の前年同期比+4.3%に対し発表は+4.4%と上回った。ユーロ圏やカナダでもインフレ傾向が鮮明になってきているが20日のNY株式市場は企業の好決算などを受けて堅調な展開で、ダウ工業平均は152ドル上昇した。

今日の展望

今日は午後8時にトルコの政策金利が発表されます。

日本225(円)

朝方の高値を維持できず

前日のNYダウは199ドル高で終了し、その流れから20日の日経225平均は170円高の29,385円からスタート。寄り後はしばらく上昇し一時は29,500円に接近した。しかし原油高が日本経済の重しとなる懸念などから午前11時頃に売りが多く入り、200円ほど下落。後場になると29,200円台に留まりつつも前日比プラス圏は維持し、終値は40円高の29,255円だった。

WTI原油

米原油在庫減で上昇

NY原油は20日朝方には82ドル台にあったが、日中は緩やかな下げが続き夜には一旦81ドル付近まで後退した。しかし午後11時半に発表された米原油在庫は、予想の前週比130万バレル増に対し発表は40万バレル減だった。またガソリン在庫も微減の予想に対し発表は540万バレル減の激減だった。これらの統計を受けて発表に原油が大きく上昇し、21日朝までには84ドルに接近した。

米ドル/トルコリラ

本日トルコ政策金利発表

本日午後8時にトルコが政策金利を発表する。最近まで1%の利下げ予想が大半だったものの、20日になって据え置き予想が台頭してきた。20日日中は1ドル=9.31~9.34リラ付近で推移していた米ドル/トルコリラだが、夜に金利据え置き予想が台頭したために米ドル安・リラ高が進行。21日未明には9.2リラに接近したものの9.2リラは越えず、21日朝までその水準に留まった。

ビットコイン

またも最高値を更新

米で19日にビットコイン先物ETFが取引開始となり好調な出だしだったことが、またもビットコイン買い材料になっている。20日朝方には730万円台だったレートは、日中は大きく動かなかったが午後10時頃に上昇。一時は760万円を超えて円建て最高値をこの日も更新した。また米ドル建てでも20日の上昇で4月につけた最高値を更新した。(注:チャートは米ドル表記です)

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