来週は19日金曜に日銀が政策金利を発表する。
来週は今週に続き多くの国が政策金利を発表する年末の金利発表ラッシュとなる。その中でも最も注目度が高いのは19日金曜に発表される日本の政策金利。高市政権成立後に円が急落しているため今回は利上げが発表される見通しが高まっており、行われれば約30年ぶりに政策金利が0.75%となる。そのような状況だが12日のNY株式市場は前2日の急上昇の反動で利益確定売り相場となり、ダウ工業平均は246ドル安で終了した。
来週月曜の展望
来週月曜は午前8時50分に日本の10~12月期日銀短観が発表されます。午後10時半にカナダの11月消費者物価指数が発表されます。
11日未明にFRBが利下げと同時に短期国債購入を発表したことなどを好感し、前日のNYダウは646ドルの大幅高で終了。この流れからこの日の東京株式市場では日経225平均は332円高の50,480円で寄り付き。寄り後に急上昇して51,000円を超え、前日終値からの上げ幅も1,000円近くになった。しかし高値を維持することはできず前場終了までに寄り値付近まで下がり、後場が始まるとしばらくは50,500~700円付近で推移した後午後2時過ぎに上昇。終値は687円高の50,836円だった。
FOMCが11日未明に利下げと同時に緩和政策ともとれる米短期国債の購入を発表したことが米ドル売り材料となり、その後は円高・米ドル安が進行し11日夜には一時1ドル=154円台をつけた。だがそこで円高は止まり12日朝方までに155円台半ばまで反発。12日は日中から夜にかけて緩やかな円安が続き、夜に米経済指標の発表はなかったものの13日未明には一時156円を回復。その後はやや円高に動き今週の終値は155円90銭だった。
金価格の高騰が広く報じられているが、銀も同様に上昇しており特に今週は9~11日と3日連続で急上昇。11日には64ドルを超えて最高値を3日連続で更新した。12日朝方には63ドル台前半まで後退していたNY銀だが、この日は日中から夜にかけて緩やかに上昇し、13日未明には64.5ドルを超えてまた最高値を更新した。しかしこれまで数日の上がり過ぎ感からその後は利益確定売りが出て3ドル以上急落。61ドルを割って60ドル台をつけた末に、61.9ドルで今週を終えた。
ここ数年急騰してきたNY株式市場はエヌビディアなどのAI・半導体銘柄にけん引されてきたが、最近になってバブル懸念が高まっている。前日を180.93ドルで終えていたエヌビディア株は、12日のNY市場序盤にプラス圏に浮上したがその後大きく下落。下げは終盤まで続き3.3%安の175.02ドルで終了。終値時点の時価総額は約4兆2500億ドルだった。
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