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Jun

来週は日米英の政策金利発表

user 著者 鳥羽賢

来週は日米英の政策金利発表がある。

米は利下げの可能性も

今週は金融市場に大きな動きがないまま終了となった。そして来週は20日木曜に日米英の政策金利がまとまって発表され、日本とイギリスはこれまでのところ据え置きが予想されている。一方アメリカは基本的には据え置きが予想されているものの、6月上旬にパウエル議長が利下げを示唆する発言をしたことから、利下げを予想する声もある。

来週月曜の展望来週は午後9時半にアメリカの6月NY連銀製造業PMIが発表されます。

日本225(円)

3日ぶりに小幅上昇

前日のNYダウが102ドル高と上昇したため、この日の東京株式市場も堅調だった。日経225平均は17円高の21,049円で寄り付き、前場に上昇し21,100円付近に。後場になると21,100円付近で横ばいが続き、終値は84円高の21,116円だった。夕方以降の先物にも大きな動きはなく、21,000円付近で横ばいのまま今週を終えた。

米ドル/円

米経済指標好調で米ドル急騰

14日朝方に108円30銭付近にあった米ドル/円は、夜までに小幅下落し108円20銭に。そして午後9時半には米5月小売売上高が発表され、自動車を除いた数字では予想の前月比+0.3%に対し発表は+0.5%と予想を上回った。また同時に発表された5月鉱工業生産も、予想が前月比+0.2%、発表が+0.4%だった。指標発表後に米ドルが急騰し、その後も続伸して今週の終値は108円50銭付近だった。

今年の最高値を更新後下落

米中対立など世界経済に関するリスクは高まっており、リスク回避の金買いが続いている。またFRBの利下げ観測の高まりも金の相対的価値を高め、14日朝に1,340ドル台前半にあったNY金は日中から夜にかけて上昇。夜には昨年4月以来1年2ヶ月ぶりの1,350ドル台後半をつけ、今年の最高値も更新した。だが午後9時半に発表された米経済指標が好調だったため、その後は米ドル高とともに金安が続き15日朝までに20ドル近く下落した。

ポンド/円

「合意なき離脱」懸念が続く

イギリスでは与党・保守党の党首選が行われているが、前日行われた最初の投票では強硬離脱派のボリス・ジョンソン前外相が大差で1位だった。この投票結果から「合意なき離脱」懸念が高まり、この日のポンドは終始軟調。朝方に137円台前半にあったポンド/円は、その後下落が続き週の終了時までに年初以来となる136円台半ばまで下落した。

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