来週は日米の政策金利発表がある。
来週は17日木曜未明に米が、18日金曜に日本が政策金利発表を予定している。株価などは安定しておりどちらも据え置きが予想されているが、米の方は今後の緩和縮小について何らかの言及があるかどうかが注目される。また17日には同時にスイスの政策金利発表も予定されており、同じく据え置きが予想されている。そのような状況の中11日のNY株式市場ではダウがわずか13ドル高とあまり動きのないまま終了した。
来週月曜の展望
来週月曜は午後6時にユーロ圏の4月鉱工業生産が発表されます。
東京株式市場は材料に欠ける相場が続いている。前日のNYダウは19ドル高で終了し、この日の日経225平均は72円高の29,030円からスタート。前場には多少上下したものの後場になると28,950円付近で落ち着き、終値は10円安の28,948円だった。夕方以降の先物も午後11時に米経済指標が発表されたにも関わらずあまり動かず、今週終了時まで28,950~29,000円の狭いレンジに留まった。
国際エネルギー機関(IEA)が11日に月報を公表し、その中で2022年の原油需要がかなり回復するとの見通しが示された。11日朝方に70ドル付近にあったNY原油は、この月報を材料のこの日も上昇。夜には米国内の石油掘削リグ稼働数が発表され前週比6基増の365基だったが原油買いの勢いと止めるに至らず、12日未明には一時71.2ドルまで上昇した。
14日の米土首脳会談で良い結果が出るとの期待が広がったことから、前日はリラが上昇。11日の日中はしばらく1ドル=8.44リラ付近に留まっていたものの、午後になってトルコ中銀が今後も高金利を維持するとの見通しを発表した。この発表によってリラがまた買われ、午後5時頃には約1ヶ月ぶりのリラ高となる1リラ=8.29リラをつけたが、その後は反転し8.4リラ付近までレートが戻った。
前日に上昇し節目の7ドルを回復したシカゴコーンは、11日朝にも7ドル付近で推移。日中はそのまま7ドルをやや下回る水準で推移していたが、夜になって米政府がバイオ燃料のコーン由来エタノールの混合義務を緩和することを検討しているとの情報が流れた。この措置が実行されればコーン需要の低下につながるため、その後はコーン売りが継続。一時は6.7ドル台をつけつつ今週を6.8ドル台で終えた。
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