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Aug

来週の主要イベントはジャクソンホール会議

user 著者 鳥羽賢

来週後半にジャクソンホール会議が行われる。

注目はパウエル議長の講演

来週は米国時間の21~23日にジャクソンホール会議が開催される。ジャクソンホール会議とは、年に1回・ワイオミング州ジャクソンホールに世界各国の金融・財政政策担当者やエコノミストなどが集まる会合。各国の政策担当者が集まり発言を行うため注目度は高く、特にFRBのパウエル議長の講演が最も注目される。そのような状況だが15日のNY株式市場はやや材料難な相場となり、ダウ工業平均は34ドルの小幅高で終了した。

来週月曜の展望

来週月曜は午後11時にアメリカの8月NAHB住宅市場指数が発表されます。

日本225(円)

今週3度目の最高値更新

先週8日に訪米中の赤沢経済再生担当相が米関税を定めた大統領令が修正される可能性があると発言して以来、東京株式市場は暴騰相場となり日経225平均は12・13日の2回史上最高値を更新した。14日は為替が円高に動いたため625円安の42,649円で終了したが、迎えた15日は217円高の42,866円で寄り付き。寄り直後に小幅に下げたもののその後は上昇して43,000円を回復し、後場になっても上昇は止まらず729円高の43,378円で終了。今週3度目の最高値更新となった。

米ドル/円

再度円高に動き146円台

14日夜に発表された米7月PPIが予想を大きく上回ったことで、FRBによる早期利下げ観測が後退して発表後に急激な円安・米ドル高が進行。一時は1ドル148円に接近し、そのまま15日朝方まで147円80銭付近で推移した。しかし次回・9月のFOMCで利下げが行われるとの予想が根強く残っていることなどから、15日日中は円高に動き午後には146円台をつけた。この日夜に発表された米7月小売売上高などの指標には大きな反応はなく、16日未明の今週終了間際に多少円安に動いて147円台を回復した。

コーヒー

2ヶ月ぶりの高値

コーヒー価格は5月から6月にかけて下落が続き、7月は主に1ポンド=3ドル付近で推移。しかし今週になって生産国のブラジルで霜害が発生していることなどを材料に、また上昇してきている。14日を3.2ドル台後半で終えたNYコーヒーは、15日になると20セントほど上昇して3.45ドル付近で今週を終了。6月以来約2ヶ月ぶりの高値をつけた。

イーサリアム

15日夜に調整下げ

今月になって急上昇が続いてきたイーサリアムは、14日夜には70万円をつけて円建て最高値を再度更新した。だが14日夜に発表された米7月PPIが予想を上回りFRBによる大幅利下げ観測が後退すると数万円下落。15日日中は68万円付近に留まっていたが、この日夜に再度数万円の下げがあり一時は64万円台をつけた。(注:チャートは米ドル表記です)

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