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15
Mar

本日日銀の金融政策発表

user 著者 鳥羽賢

本日日銀が金融政策を発表する。

金融政策は据え置きが濃厚

日銀は14日から2日間の日程で金融政策決定会合を開いており、15日の正午頃に金融政策を発表する予定。市場の予想では政策金利・量的緩和ともに据え置きとなっている。昨年後半には世界同時株安になったものの、年明け以降株式市場は落ち着いており、今回追加緩和が出る可能性は低い。ただ景気減速が目立っているので、今回はなくとも今年中には何らかの追加緩和があるという観測が高まりつつある。

今日の展望今日は正午前後に日銀が金融政策を発表します。

日本225(円)

高寄り後下げる

前日のNY株式市場ではダウ工業平均が148ドル高と上昇。それを受けてこの日の東京株式市場も高くスタートし、日経225平均の寄り付きは184円高の21,474円だった。だが景気の減速懸念や英EU離脱に対する懸念などがあるため買いは続かず、前場から後場にかけて緩やかながら下げが継続。終了時にはわずかながら前日比マイナスに転落し、3円安の21,287円で終了した。

米ドル/円

米長期金利上昇で米ドル高

14日未明にはやや円高が進行し、一時は111円付近まで下がった米ドル/円だが、14日朝以降は円安に転換した。きっかけは債券市場で米長期金利が上昇し2.6%台になったことなどがあると見られている。日中から夜まで上昇が続き夜には111円70銭に。午後11時に発表された米1月新築住宅販売件数が前月比-6.9%とかなり悪い数字だったものの、米ドル高を止めるには至らず15日朝にかけて112円に近付いた。

ポンド/円

英議会の離脱延期可決は織り込み済

英議会が14日(日本時間15日未明)に、EU離脱延期の是非を問う採決を実施。賛成多数で可決した。しかし13日に「合意なき離脱」を拒否することで賛成していたため、延期の可決は市場にとって織り込み済だった。14日の朝方から夜まで148円を挟んだ動きに終始していたポンド/円は、英議会採決の結果にもあまり反応は見せなかった。

米ドル高やEU離脱懸念後退で下げる

今週は上昇が続き前日までに1,300ドルを超えたNY金だが、14日朝以降は下落。背景には米長期金利上昇による米ドル高や、英議会が「合意なき離脱」を拒否したことによるEU離脱懸念の後退がある。14日朝には1,310ドル近くにあった金価格は、日中から夜にかけて10ドル以上下がり1,290ドル台半ばに。そのまま15日朝まで1,295ドル付近で横ばいだった。

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