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Aug

本日夜にパウエル議長の講演

user 著者 鳥羽賢

21日から米ではジャクソンホール会議が始まる。

パウエル議長は午後11時から講演

米国時間の21日夕方頃から、年に1度世界の金融・財政政策担当者やエコノミストが一堂に会するジャクソンホール会議が始まる。その中でも市場に最も注目されているのは、日本時間の22日午後11時から行われるパウエル議長の講演。そのような状況だが21日夜に発表された米景気指標は予想を上回ったものの、NYダウは序盤から軟調な展開となり終日マイナス圏で推移。終値は152ドル安だった。

今日の展望

今日は午後9時半からカナダの6月小売売上高が発表されます。午後11時からFRBのパウエル議長が講演を行います。

日本225(円)

42,000円台半ばで落ち着く

8日に赤沢経済再生担当相が米による対日関税修正の可能性に言及して以降、東京株式市場は暴騰相場となり下がる時も急激なボラティリティの高い状況が続いてきた。しかし今週になってジャクソンホール会議待ちもあり落ち着きを見せ、21日は105円安の42,783円で寄り付き。前場に100~200円下落した後、後場になると主に42,600円台で推移し、終値は278円安の42,610円だった。

米ドル/円

円安進行し148円台

米ドル/円は21日朝方には1ドル=147円台前半にあったが、債券市場で米長期金利が上昇したことなどを材料に日中は円安・米ドル高が進行。そして午後9時半には米8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が発表され、予想のプラスに反してマイナスだった。この統計によって米ドルがやや下落したものの、午後10時45分に発表された米8月製造業・サービス業PMIは予想を上回ったことでその後は22日未明にかけて円安が進行。148円を超えても止まらず、22日朝方には148円50銭をつけた。

コーヒー

上昇止まらず3ヶ月ぶりの高値

コーヒーの生産国ブラジルで最近霜害が発生したことなどを理由に、8月に入ってコーヒー価格は高騰している。また今週になって、生産地のミナス・ジェライス州で先週降雨がなかったことや、米への輸出が関税を理由に一部取り消されたことなどが新たな買い材料になった。20日を3.6ドルで終えていたNYコーヒーは、21日になっても上昇が止まらず3.7ドルを突破して3.8ドルに接近。5月以来3ヶ月ぶりの高値となった。

テスラ

政党に関する報道でも株価に影響薄

独自政党の「アメリカ党」を設立すると宣言していたテスラのイーロン・マスクCEOだが、20日になって米経済紙がその動きを一時中断すると報じた。しかしマスク氏はすぐにその報道を否定。20日を323.90ドルで終えていたテスラ株は、21日になってもこの報道の影響はあまりなかった。NY市場前半に下落して一時は下げ率が2%に接近した後、後半に切り返して終値は1.2%安の320.11ドルだった。

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