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Oct

本日夜にパウエル議長が講演

user 著者 鳥羽賢

9日午後9時半からFRBのパウエル議長が講演を行う。

8日のNYダウはほぼ変動なし

日本時間の9日午後9時半からFRBのパウエル議長が講演を行う予定になっており、今後の金融政策について何らかの言及があるかどうかが注目される。そのような状況だが8日は目立った米経済指標の発表はなく、NY株式市場は前2日に続き材料難な相場に。ダウ工業平均は前半200ドル以上上昇したものの、後半に反落して終値はわずか1ドル安だった。

今日の展望

今日は午後8時半にECB理事会の議事要旨が公表されます。午後9時半からFRBのパウエル議長が講演を行います。

日本225(円)

場中下げ後先物上昇

高市総裁就任によって今週の6日月曜には大暴騰した日経225平均だが、翌7日にはわずかな上昇に留まり8日も調整相場となった。この日の東証では25円安の47,925円で寄り付き、寄り後しばらくは上昇して48,100円を回復したものの前場の残り時間から後場にかけて下落。終値は217円安の47,734円で、高市総裁就任後初のマイナス引けとなった。夕方以降の先物はしばらくの間場中終値付近に留まっていたが、夜から9日未明にかけて上昇している。

米ドル/円

一時153円をつける

株価と同様高市総裁就任後の今週の為替市場は高市氏の政策見通しによって大きく影響され、今後の財政赤字拡大懸念から急激な円安が進行している。8日朝方には1ドル=152円だった米ドル/円は、午前中に再度円安に動き152円50銭に。午後にはあまり動かなかったものの夕方頃にまたまとまった円売りがあり、一瞬だが今年2月以来となる153円をつけた。だがそこで円売りは一旦止まり、夜から9日未明にかけて152円台後半で推移した。

ココア

昨年2月以来の5,000ドル台

昨年から今年前半にかけて暴騰してきたココア価格だが、今年8月以降は一転して下落が続いている。最近になってガーナとコートジボワールがカカオ豆農家に対して補助金を増額すると発表したことも売り材料となり、10月になると連日の大幅下落。7日を6,150ドルで終えたNYココアは、8日も市場序盤から下落し後半には昨年2月以来初めて6,000ドルを割って5,000ドル台をつけた。

最高値更新後に反落

日米など各国政府の財政懸念が高まっていることや、FRBの利下げ観測が金買い材料となり8月以降金価格は急上昇している。また今月は米政府閉鎖も金価格を押し上げており、8日朝方に3,980ドルだったNY金はその後上昇して大台の4,000ドルに乗せた。午後以降も買いが続き夜には4,050ドルを超えたものの、そこで上昇は止まり9日未明には反落して朝方までに4,000ドル付近まで後退してきた。

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