15日は重要な経済指標の発表が多い。
15日は午後3時に英第1四半期GDP、午後6時にユーロ圏の第1四半期GDP改定値、午後9時半に米4月小売売上高、同じ時刻に米4月PPIと重要な経済指標発表が多い。また午後9時40分からはFRBのパウエル議長が講演を行う。そのような状況だが14日のNY株式市場は材料難で大きな動きがなく、ダウ工業平均は序盤プラス圏で推移していたが中盤以降はマイナス圏に沈み、終値は89ドル安だった。
今日の展望
今日は午後6時にユーロ圏の第1四半期GDP改定値が発表されます。午後9時半にアメリカの4月小売売上高が発表されます。
前日のNYダウは269ドル安で終了したものの、この日の日経225平均は16円高の38,199円で寄り付き。午前中に為替が円高に動いたことで輸出関連株に売りが多く入り前場は37,800円台まで下がったものの、後場になると反発し終値は55円安の38,128円だった。その後夕方になると円の急騰を受けて先物が数百円下げ、夜になると下げの第2波が来て再度数百円下落し一時は37,600円をつけた。
米ドル/円は14日朝方には1ドル=147円50銭付近にあったが、午前中から午後にかけて緩やかな円高が進行。その後夕方頃になって、米韓の通商交渉で為替問題が協議されたとの情報が流れた。この情報によって日米間でも円安是正が協議されるだろうとの観測が台頭し、その後急激な円高に。一旦145円台をつけたものの、その後は円が反落して15日未明は主に146円台後半に留まった。
米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動かなかった。14日朝方には3,250ドルだったNY金は、日中から夕方頃にかけて緩やかに下落。しかし午後9時頃になって米長期金利が急騰したことで、金利を生まない資産である金の相対的価値が下がり急落。約1ヶ月ぶりに3,200ドルを割って3,100ドル台をつけ、15日午前中には再度急落して3,150ドルをつけた。
今週の米中関税引き下げの発表を受けて楽観的な観測が広がり64ドルまで上昇したNY原油は、14日日中は主に63ドル台後半で推移。そして夜には米週間原油在庫が発表され、予想の前週比200万バレル減に対し発表は340万バレル増と予想に反して増加していた。この統計を受けてその後原油売りが続き、さらに15日早朝には下げが加速して午前中には61ドル台まで下落した。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。