5日の午後10時15分に米1月ADP雇用統計が発表される。
先週末に米トランプ政権が中国など3ヶ国への追加関税を発表したことで、週明け3日の東京株式市場は暴落。しかし3日から4日にかけてカナダとメキシコへの関税発動を1ヶ月遅らせることが決定し、関税リスクはやや後退した。しかし中国への関税は当初の発表通り発動され中国も報復措置を発表したことでまだリスクは残る。そのような状況だが、4日のNYダウは小幅に上昇して134ドル高で終了。また5日午後10時15分には米1月ADP雇用統計が発表され15万人と予想されている。
今日の展望
今日は午後10時15分にアメリカの1月ADP雇用統計が発表されます。
すでに述べたように3日夜から4日未明にかけてメキシコとカナダへの追加関税が1ヶ月延期と発表されたことで、貿易戦争の拡大リスクが多少後退した。前日に1,052円暴落した日経225平均は、リスク後退を受けてこの日は558円高の39,078円で寄り付き。前場はそのまま高値で推移して一時は上げ幅が700円近くになったが、後場になると崩れて終値は278円高の38,798円だった。
昨年10~12月は低調な動きが続いていた金価格だが、今年が明けてからトランプ政権の政策によるリスク拡大懸念を受けてまた買われている。4日朝方には2,815ドル付近で推移していたNY金は、日中は大きく動かなかったものの夜以降に上昇して2,840ドルを突破。史上最高値を更新した。また先物の限月によっては2,870ドルを超えたものもある模様。
先週末の米政府によるカナダに対する追加関税発表で貿易戦争懸念が広がり、カナダドル/円は下落して3日夜には一時1加ドル=104円台をつけた。だがその後メキシコとカナダへの関税が相次いで1ヶ月延期とされたことで、懸念が後退してカナダドルは2回急騰して4日朝までに107円を回復した。4日日中はそれ以上の大きなカナダドル高はなかったが107円台で安定して推移し、夜から5日未明にかけて一時108円をつける場面もあった。
週末に出たトランプ政権の追加関税政策によって仮想通貨市場でもリスク回避の動きが広まり、1~2日には緩やかに下げた後3日午前中に暴落。カルダノは1日未明からの48時時間で50%近く大暴落して80円になった。その後はリバウンドして4日朝までに127円を回復したが、それ以上反発する力はなくその後また下がり夕方には111円をつけるなどさえない動きが続いた。(注:チャートは米ドル表記です)
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