5日午後9時半に米8月雇用統計が発表される。
5日午後9時半に米8月雇用統計の発表が予定されており、前月比7万5000人増と予想されている。また4日夜にはその前哨戦となる8月ADP雇用統計が発表され、予想の前月比6万5000人増を下回る5万4000人増だった。それ以外に発表された複数の米経済指標はまちまちだったが、ADP雇用統計が予想を下回ったことで今月の利下げが改めて確認された。利下げ観測を受けてこの日のNYダウは序盤から終盤を通して上昇が続き、350ドル高で終了した。
今日の展望
今日は午後9時半にアメリカの8月雇用統計が発表されます。同じ時刻にカナダの8月雇用統計が発表されます。
前日のNYダウは24ドルの小幅安だったものの、IT銘柄などが買われてNASDAQ総合指数はプラスで終了したことが東京株式市場の地合改善につながった。日経225平均は155円高の42,093円と42,000円を回復して寄り付き、場中は前場から後場にかけて半導体株などが買われて大きく上昇。終値は642円高の42,580円だった。夕方以降の先物も4日夜から5日未明にかけて堅調な地合が続き、5日の東京市場では寄り後43,000円を回復した。
米ドル/円は4日朝方には1ドル=148円だったが、日中は緩やかながら円安・米ドル高が続き午後9時15分の米8月ADP雇用統計発表前までには148円30銭になった。そして発表されたADP雇用統計は、すでに述べたように予想の前月比6万5000人増を下回る5万4000人増だった。ADP雇用統計は予想を下回ったものの、その後発表された複数の米経済指標の中には予想を上回ったものもあったことから、米ドルが上昇して一時148円80銭に接近。しかしそこで米ドル高は止まり、その後は5日未明から朝方にかけて円高・米ドル安が続いた。
FRBの利下げ観測を背景として金価格は最近上昇が続き、今週になって史上最高値を大幅に更新して3日夜には3,570ドルをつけた。しかし上がり過ぎ感から3日夜から4日未明にかけて調整の売りが入り、4日正午頃には3,510ドル近くまで戻ってきた。だがそこで調整は終わり、その後は午後から夜にかけて反発。3,550ドル付近まで上昇したところで反発は止まり、5日未明は3,550ドル付近に留まった。
2日に米司法省がGoogleの親会社アルファベットを訴えていた裁判で判決が出て、要求されていたブラウザ・Chromeの分離売却は命じられなかった。この判決を好感して3日のアルファベット株は9%高の231.10ドルで終了した。しかし3日になると、別に起こされていた訴訟で約600億円もの巨額賠償を命じられて敗訴。この判決が4日のNY株式市場序盤で同社の売り材料となり、一旦2%近く下落。だが中盤以降には上昇に転じ、終値は0.7%高の232.66ドルとプラス引けだった。
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