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Apr

本日は海外の多くの国が休場

user 著者 鳥羽賢

10日は海外の多くの国が休場となる。

グッド・フライデーで祝日

10日はアメリカや欧州各国、そして豪・NZなど海外の多くの国で、イースター前の金曜日・グッド・フライデーの祝日となり、金融市場も休場。休場前となった9日のNY株式市場は、FRBが2兆ドルを超える新たな資金供給を発表したことで序盤から堅調な動き。ダウ工業平均は一時前日比500ドル高を超えたが、終盤にやや値を崩して終値は286ドル高の23,719ドルだった。

今日の展望今日は午後9時半にアメリカの3月CPIが発表されます。

日本225(円)

動き少なめの1日

3月下旬まで続いた株式市場の大暴落は終わり、今週になってかなり落ち着いてきている。前日のNYダウは780ドル高と大きく上昇したが、日経225平均はわずか23円高の19,376円からスタート。この日は特に大きな動きはなく、前場から後場にかけて19,150~400円の小さいレンジで推移。終値は8円安の19,345円だった。夕方以降の先物の時間も、19,300円台から400円台の小幅な動きに留まった。(注:海外休場の関係により、画像は10日の午前5時頃で終わっています)

米ドル/円

米雇用指標が3週連続大幅悪化

米ドル/円は9日日中から夜までは、108円80銭~109円で小動き。そして午後9時半に米新規失業保険申請件数が発表され、予想の525万件に対し発表は660万6000件と3週連続で極度に悪い数字が出た。この指標に加えて、FRBが2兆ドル規模の新たな資金供給策を発表したことも米ドル売り材料となり、夜以降は米ドル安が継続。一時は108円20銭台になったが、10日未明から朝にかけてやや反発している。

WTI原油

減産合意もその後下落

産油国が新たな減産に向けて協議を続けている中、9日日中のNY原油は26ドル台で推移。そして夜になるとサウジアラビアとロシアが減産で合意したと報道され、一時は28ドルまで上昇した。しかし米が参加しないなら減産を実施しないと述べている点や、米の参加が不透明なことから減産の実施には懐疑的な見方が台頭。一旦上昇した原油は10日未明に大きく下落し、一時は23ドルを割って22ドル台と高値から20%以上もの暴落となった。

カナダドル/円

加雇用統計発表後に乱高下

9日朝方に77円80銭付近にあったカナダドル/円は、その後夜にかけて緩やかに下落。午後9時半には加3月雇用統計が発表され、予想の前月比35万人減に対し発表は101万700人減と予想を大きく上回る減少だった。また3月失業率は、予想が7.5%、結果は前月比2.2ポイント悪化した7.8%だった。この発表後数十銭上昇してはすぐに戻る動きを2回ほど繰り返す乱高下を見せ、その後は10日朝まで主に77円台半ばでの動きが続いた。

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