19日の正午頃に日銀が金融政策を発表する。
18日から日銀が金融政策決定会合を開催しており、19日正午頃に政策金利を発表する。為替市場では円安、国内は物価高が続いているため、今回は円安・物価高を止めるため0.75%まで金利を引き上げる可能性が極めて高いと見られている。また18日夕方頃から19日未明にかけてユーロ圏や英など5ヶ国・地域が政策金利を発表する年末の金利発表ラッシュだったものの、特に波乱はなく全て無難な内容だった。
今日の展望
今日は正午頃に日本の政策金利が発表されます。午後4時にイギリスの11月小売売上高が発表されます。
日銀が利上げを発表する可能性が高まっていることや、米のAIバブル懸念から半導体銘柄が売られていることなどを材料に今週の東京株式市場は軟調な動きが続いている。前日のNYダウは4営業日連続安となる228ドル安で終了し、その流れから日経225平均は454円安の49,058円で寄り付き。直後に数百円下落して49,000円を割り、一時は下げ幅が800円を超えた。だが直後に49,000円付近まで反発し、その後は前場の残り時間から後場にかけて49,000円を挟んで上下。終値は511円安の49,001円で今週3度目の大幅安となった。
英中銀の政策金利発表待ちとなった18日日中のポンド/円は、様子見ムードで大きな動きを見せず1ポンド=208円台前半で細かく上下。そして午後9時には政策金利が発表され、予想通り0.25%の利下げで金利は3.75%とされた。しかし決定が5対4で反対者が多かったことなどがポンド買い材料となり、発表後は209円までポンドが急騰。だが数時間後までに発表前の水準まで戻り、19日未明はそのまま208円台前半に留まった。
ユーロ/円は18日朝方には1ユーロ=182円60銭付近にあったが、日中は円安・ユーロ高が続き午後には183円を超えて史上最高値をわずかに更新した。その後ユーロが反落して182円台後半で迎えた午後10時15分の政策金利発表は、予想通り2.15%のまま据え置きだった。利下げがなかったことで発表後は一旦ユーロが上昇したものの、その後ラガルド総裁が会見でユーロ圏の経済について「通商環境が成長の足かせになる」など厳しい現状を示したため182円台前半まで下落した。
米ドル/円は18日日中は円安に動き、朝方の1ドル=155円60銭から午後には156円に接近した。そのまま大きく動かずに迎えた午後10時半の米11月CPI発表は、予想の前年同月比+3.1%を大きく下回る+2.7%だった。この統計を受けて今後の利下げ継続見通しが高まり、発表後に一時155円30銭まで円高・米ドル安が進行。だがその後は緩やかに反発して19日朝方までにCPI発表前に近い水準まで戻ってきた。
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