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Jun

本日はユーロ圏のインフレ指標発表

user 著者 鳥羽賢

3日午後6時にユーロ圏の5月消費者物価指数が発表される。

トルコ・スイスの同じ指標も

3日の午後6時にユーロ圏の5月消費者物価指数の発表が予定されており、前年同月比+2.0%と予想されている。またその数時間前にはトルコとスイスの同じ指標も発表される。そのような状況だが週末にトランプ大統領が「中国は合意を破っている」と発言し、週明け2日には中国も反論したことで米中対立の再激化懸念が台頭。NYダウは序盤に400ドル以上下落したものの、その後は反発して終値は35ドル高のプラス引けだった。

今日の展望

今日は午後4時にトルコの5月消費者物価指数が発表されます。午後6時にユーロ圏の5月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

場中下落後先物高

先週金曜のNYダウは117ドルの小幅高で終了したが、その後トランプ大統領が「中国は合意を破っている」と発言したため週明けの東京株式市場は軟調な1日となった。日経225平均は314円安の37,651円で寄り付き、前場も売りが優勢となり下落。後場開始直後に37,300円台をつけたものの、その後反発して終値は494円安の37,470円だった。夕方以降の先物はしばらく37,400円台に留まっていたが、3日未明にNY株高とともに上昇した。

WTI原油

増産幅が予想より低く上昇

先週末に産油国が会合を開き、7月の増産量は日量41万4000バレルと決定した。しかし市場参加者の中にはこれより多い増産量を予想していた者もおり、やや失望する結果となった。先週を60ドル台後半で終えたNY原油だが、この結果を受けて週明けは上窓を開けて62ドル付近からスタート。その後も日中から夜にかけて上昇が続き午後10時頃には64ドルに近付いたが、そこで上昇は止まり3日未明は63ドルを挟んで上下した。

貿易戦争懸念で買われる

先月12日に米中が関税引き下げで合意し緊張緩和が進んだことにより、逃避資産としての金の需要がやや後退したことで先月は金価格は大きく上昇しなかった。先週を3,300ドルよりやや下で終えたNY金は、週末のトランプ大統領発言やその後の中国の反論によって米中対立懸念が高まったことで2日は大幅上昇。特に午後から夜にかけて多くの買いが入り、1日の上昇幅は約100ドルになった。

米ドル/円

米中対立懸念で米ドル安

週末のトランプ大統領の発言や2日の中国政府の反論によって米中対立の再激化懸念が高まり、週明けの為替市場ではリスク回避の円高・米ドル安になった。先週を1ドル=144円付近で終えた米ドル/円は、週明けは朝から円高が進行して午後には143円を割って142円台をつけた。その後しばらくは142円台後半で推移した後、午後11時頃に発表された米経済指標が予想を下回ったことでまた数十銭円高になり一時142円60銭をつけた。

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