9
Dec

本日から米FOMC開始

user 著者 鳥羽賢

9日から米でFOMCが始まる。

今回は利下げが濃厚

9日から米ではFOMCが始まり、日本時間の11日午前4時に米政策金利が発表される。今回は0.25%の利下げが発表される可能性が濃厚だが、サプライズで据え置きの可能性もゼロではない。そのような状況だが8日は米経済指標の発表はなかったものの、NY株式市場は高値警戒感から軟調な展開。ダウ工業平均は序盤から売りが多く入り215ドル安で終了した。

今日の展望

今日は午後12時半にオーストラリアの政策金利が発表されます。午後12時にアメリカの10月JOLTS求人件数が発表されます。

日本225(円)

50,000円を固める

先週金曜のNYダウは104ドルの小幅高で終了し、その流れから週明け8日の東京株式市場も大きな動きはなく日経225平均は50,000円台を固めた。8日を152円高の50,643円からスタートした後、直後に300~400円急落したもののその後は前場から後場にかけて緩やかに反発。終値は90円高の50,581円だった。夕方以降の先物は夜にかけて一旦50,200円付近まで下落したが、9日朝方には反発した。

米ドル/円

156円まで円安進行

今週の米FOMCにおける0.25%利下げはほぼ既定事項となっており、為替市場はすでに織り込んでいる。また来週における日銀による0.25%利上げもほぼ同様と見られている。今週を1ドル=155円20銭からスタートしたレートは、午前中には一旦円高に動き154円台まで下落。だがその後は米長期金利が上昇したことなどを受けて午後から夜にかけて円安・米ドル高に動き、9日午前中には一時156円をつけた。

天然ガス

先週の高値から大幅反落

今冬は気温が低下し暖房需要が増大するとの観測が高まっていたため、最近のNY天然ガス価格は上昇が続き先週金曜には2022年暮れ以来3年ぶりの高値となる100万BTU=5.5ドルをつけた。しかし週末中に今後の気温がこれまでの予想より高くなるとの予報が流れたことで、週明け8日は下窓を開けて5.1ドル台からスタート。午前中はあまり動かなかったものの午後から夜、さらに9日未明にかけて下げが続き9日朝方までに4.85ドルまで後退してきた。

エヌビディア

中国への輸出が承認される

エヌビディア製の半導体の中国への輸出は、米国の安全保障上の問題になるとしてここ数年禁止にされる問題が続いていた。しかし日本時間の9日未明、トランプ大統領がエヌビディア製半導体の中国への輸出を解禁と述べた。先週を182.41ドルで終了したエヌビディア株は、週明けはプラス圏での推移が続いた末に1.7%高の185.55ドルで終了。さらに対中輸出解禁を材料にその後の時間外市場でも2~3%上昇している。

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