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28
Jan

日銀が金融政策を据え置く

user 著者 鳥羽賢

21日発表の日銀金融政策は全て現状維持だった。

日米の金融政策発表が終了

21日の正午頃に日銀が金融政策を発表。政策金利・量的緩和ともに据え置きとされた。この発表は予想通りだったために、特に金融市場に大きな反応はなかった。またこの日の午前3時にはFOMCが政策金利を発表しこちらも変更なしだったが、同時にFRBのバランスシート縮小計画が発表された。これで日米の金融政策発表は無難に終えたことになる。

今日の展望

今日は午後9時半にカナダの8月CPIが発表されます。

日本225(円)

今年の最高値を更新

前日のNY株式市場でダウが7日連続最高値を更新したことや、FOMC後の円の急落を受けてこの日の国内株式市場は朝から堅調。日経225平均の寄り付きは146円高の20,456円だった。その後前場には20,400円台の高値を維持したものの、後場になると上がり過ぎ感からくる売りが出てやや反落。終値は37円高の20,347円まで後退した。夕方以降の先物の時間は特に材料なく、日経225先物は22日朝まで横ばいだった。

南アランド/円

予想に反して政策金利据え置き

南アフリカ中銀が、21日の午後12時頃に政策金利を発表。市場の予想は0.25%の利下げで6.5%にするというものだったが、予想に反して6.75%の据え置きと発表された。市場の予想に反した金利据え置きだったため、発表後に南アランドが上昇。発表前は1ランド=8.39円だったレートが、発表後には8.44円まで上昇した。

アップル

新製品不具合報道で下げる

Appleの腕時計型端末「Apple Watch」の新製品に、不具合があるという報道が21日になって流れた。またiPhone新製品の予約がアメリカや中国で不振という報道もあった。これらの報道を受けてこの日のApple株は売りが先行し、序盤から下落。前日の終値は156.07だった同社の株は、21日は1.7%下落し153.39で取引を終えた。

FRB利上げ観測で金は軟調な展開

最近の米ドル高傾向のため、金は下落が続き21日朝までに1,300ドルを割って1,290ドル台に。この日の午前3時に発表されたFOMCの声明では、今年中にあと1回の利上げを行なう姿勢に変わりはないことが示された。FRBによる利上げ観測により、金利を生まない資産である金の価値が相対的に低下。米ドル高が一服した22日になっても金の下げは続き、夜には一時1,280ドル台をつけた。

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