24
Jan

日米英の政策金利発表が終了

user 著者 鳥羽賢

2日にイギリスが政策金利を発表した。

特にサプライズなく全て終了

今週は日米英主要3ヶ国の政策金利発表があった。日銀は金利は据え置きだったものの、異次元緩和の一部を修正。アメリカは政策金利据え置き。イギリスは0.25%の利上げと、どれも予想されていた結果が発表されサプライズなく終了した。そのため全体的に見ると、今週のこれまでの金融市場には大きな動きはなかった。そして3日にはアメリカの7月雇用統計発表がある。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの7月雇用統計が発表されます。

日本225(円)

貿易戦争見通し悪化で下げる

アメリカが対中国の追加関税をさらに引き上げる用意があると報道されたことから、1日のNY株式市場は下落。その流れを受けて2日の国内株式市場も軟調だった。日経225平均は70円安の22,676円で寄り付いた後、前場に一時上昇したものの後場開始直後に大きく下落。22,400円台もつけつつ、終値は234円安の22,512円だった。夕方以降の先物は一時22,300円台まで下落したが、夜以降の円安からその後はリバウンド。

ポンド/円

英政策金利発表後下落

2日は日中から夜にかけて円高トレンドが続いたため、ポンド/円も146円台前半で緩やかに下落。そして午後8時には英中銀が政策金利を発表し、予想通りの0.25%利上げだった。この発表直後に数十銭上昇。しかし発表後のカーニー総裁の会見では、「金融政策の緩やかな引き締めが必要」と今後の利上げペースが緩やかになることが示された。この発言を受けて1円程急落し、3日朝まで145円台前半に留まった。

トルコリラ/円

米制裁発動で初の21円台

トルコで拘束されているアメリカ人牧師の解放を要求し、アメリカがトルコに対して1日に制裁措置を発動。トルコ法相と内相の米国内の個人資産を凍結するなどした。トルコは強く反発しており、関係悪化を懸念した市場はトルコリラ売りで反応。2日朝には22円40銭前後にあったトルコリラ/円は、夕方以降に大きく下げ2005年のデノミ以来初の21円台をつけた。

1年1ヶ月ぶりに1,210ドル割れ

この日の未明に終了した米FOMCにおいて、今後も利上げを続けて行く姿勢が再確認された。利上げが進むと金利を生まない資産である金の相対的価値は下がるため、発表後となった2日のNY金は下落が継続。朝方に1,220ドルだった価格は、日中から夜にかけて一貫して下げ3日早朝には1年1ヶ月ぶりの1,210ドル割れを見せた。

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