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Oct

日本の好地合はNYに波及せず

user 著者 鳥羽賢

6日のNYダウは7営業日ぶりに下落した。

日本は高市相場で暴騰

週末に行われた自民党総裁選で高市氏が勝利して総裁となったことで、週明け6日の東京株式市場は暴騰相場となり日経225平均は歴代4位の上げ幅となる2,175円高で終了。しかし東京の好地合はNY株式市場には波及せず、ダウ工業平均は序盤に300ドル以上下げ、その後も中盤から終盤にかけてマイナス圏で推移。終値は63ドルの小幅安で、7営業日ぶりのマイナス引けとなった。

今日の展望

8日の午前1時10分からECBのラガルド総裁が発言を行います。

日本225(円)

歴代4位の暴騰

すでに述べたように週末4日に行われた自民党総裁選で高市氏が勝利したことで、今後の積極財政見通しが高まり円安材料になると同時に株高材料になり週明けの東証は暴騰相場となった。日経225平均は867円高の46,636円で寄り付き、指数の寄り後に個別銘柄が寄り付くにつれてさらに1,000円近く上昇。その後も前場から後場にかけて上げが続き後場には48,000円を突破。一時は上げ幅が2,300円を超え、歴代4位の上昇幅となる2,175円高の47,944円で終了した。

米ドル/円

約3円円安に動く

自民党の高市新総裁は日銀の利上げに反対すると同時に減税など今後の財政懸念を高める政策を掲げているため、財政懸念から週明け6日は円が売られて急激な円安相場になった。先週を1ドル=147円50銭で終えた米ドル/円は、6日朝は大きく上窓を開けて149円台半ばから今週をスタート。その後も円売り・米ドル買いは続き約2ヶ月ぶりに150円を超えても止まらず、夕方頃には一時150円50銭に接近。その後は一旦調整で下げたものの、7日午前中に150円50銭を超えた。

最高値更新し4,000ドルに接近

米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動かなかった。最近最高値更新が続くNY金は先週を3,880ドルで終了。週明けは米ドルのように上窓を開けず先週終値とほぼ同じ水準からスタート。その後は日中から夜を通して買いが続き、夜には3,950ドルを超えて7日午前中には大台の4,000ドルに接近している。

ビットコイン

1,900万円に近づく

財政懸念によって日米など既存の国家が発行する通貨に対する不安が高まっており、それが金だけではなく仮想通貨にとっても買い材料となっている。他の金融市場が取引を終えた4日土曜朝時点では1,800万円だったビットコインは、4日はあまり動かなかったものの5日日曜に上昇。さらに6日月曜に円安が進行すると円建て価格を押し上げる要因となり、日中から夜を通して上昇が続き7日未明には1,900万円に接近して最高値を更新した。(注:チャートは米ドル表記です)

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